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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/02/10:42

07012122 日本人の平和観は稚拙な宗教

第二次安倍政権の誕生で日本は、武器輸出・集団的自衛権行使に向け大きく舵を切りました。

私は武器輸出、集団的自衛権行使容認について賛成ですが、安倍首相のやり方を受け入れているかというとそうではありません。

むしろ、安倍首相のやり方は拙速すぎるだけでなく、このまま集団的自衛権行使容認となった場合、ツケを払わされることになり、そのツケが政治家が払うのであればいいですが、すべてが国民に回されるため、安倍首相の手法は反対であり、このまま進められることは絶対にあってはならないものと認識しています。






 集団的自衛権行使を否定することは、わかりやすく言えば「自分さえ良ければいい」という自己中心的な発想が生んだ傲慢不遜な日本人の恥ずべき発想です。

 左翼主義者が反対の先頭に立っているため、こうした傲慢不遜な発想は仕方がありませんが、易々とそうした煽動に乗っかるというものは考え物です。

 確かに言論の自由が保障されている日本ですから、何を言っても憚られるものではありません。

 しかし、だからと言って無責任な発言や情報の発信は赦されるものではありません。
 
 震災直後の原発事故で「消毒薬・うがい薬」を薄めて飲むなどと、健康被害さえ考えられるような情報を垂れ流されたことを覚えていらっしゃいますか?

 あのような愚劣な情報が垂れ流されたにもかかわらず、何のお咎めもなく情報を流した人間は平然としています。

 言論の自由の裏には責任が伴うものであり、匿名性があったとしても、情報を受け取る側に害を及ぼすようなことは有ってはならないはずです。
 
 我が国では、そうした基本中の基本、初歩的なことすら守られていないのです。

 私たち日本人は「平和」という言葉をよく使いますが、「平和」とはいったいどんな状態なのか説明できる人はいるのでしょうか。

 戦争の無い世界、人々が安穏と暮らせる世界、飢える人のいない世界、格差のない世界…。はっきりした概念すらなく、日本人は宗教の題目のように「平和」を口にしてきました。

 では、日本人は「平和」な日本のために何をしてきたのでしょうか。

 憲法第9条を守ってきた?
 だから、戦争をせず戦争に巻き込まれることはなかった?

 竹島を韓国に乗っ取られ、北朝鮮の工作員が不法に侵入し日本人を拉致し、言いがかりで自分の領土だと主張する中国に翻弄されている、これが本当に平和な国なのでしょうか。

 宗教を否定しませんが、「平和」という概念は現実世界のものであり、単に「平和」を唱えているだけで「平和」な世界はやって来ないのです。

 日本が戦争せずに、戦争に巻き込まれずにここまで来たのは偶然の産物であり、日本の後に控える巨大な国が存在したからこそ戦争をせず、戦争に巻き込まれないでここまで来れたのです。

 何ら理由もなく外国の工作員に拉致され、その国で暮らさなければならない。そんな地獄どころか、想像を絶する状況に放り込まれたにもかかわらず、この国は憲法9条のおかげで解決することもできず、未だに犯人(北朝鮮)が優位な状態で解決に向けた交渉が進められているのです。

 誰もこんな状況を間違っているなどとさえ口にしません。自分さえ良ければいい国民性ですから当然ですが、自分がそのような状況下に置かれたら、まともな精神状態のままでいられる自信のある方はどれだけいるのでしょうか。

 日本で「平和」を安直に口にする人たち、こうした現実をどう説明するのでしょう。

 一頃流行った「非武装中立」なる論法ですが、非武装中立などあり得ないことですし、人類史上「非武装中立」で国家が維持されたことな聞いたことがありません。

 薬? 宗教? 日本人の半島国家・大陸国家の人に似てきた?

 そんなレベルで「平和」を論じるのは許されるのか。

 日本人の現在の平和観は戦後の左翼思想家に煽動された荒廃した日本で持て囃されたのと同質であり、混迷を深める現代社会には不適合なものです。

 それに気付き、新たな日本に進まなければ、この国は戦後体制のままで未来はありません。

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