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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/08/23:11

11270800 我田引水

仕事ができないくせに、いかにも忙しそうにして、こっちが気がつかないフリをしてやっているのに一人前なことを言う、口を開けば、自分はこんなに頑張っていると必ず言う。こっちは尻拭いで仕事が増える一方。あれこれ言いたいのを我慢していると、ついついこいつへの対応も厳しくなってしまう。どこにでも居る口先だけのヤツです。






讀賣新聞に『台風余波 悩む自衛隊 輸送艦不足』という記事がありました。

記事の中で岩崎茂統合幕僚長は「自衛隊の輸送力は必ずしも十分ではない。民間(船舶)の含めて考えなければならない」と語っています。

思わず〝ウソ!〟と言ってしまいました。

海自の輸送艦の不足は昔からのことです。軍事オタクなら誰もが知っていることです。世間にも明らかになっているのですが、この記事からは台風被害で手が回らなくなったかのような印象を与えます。

東日本大震災では、発災直後、被災地に急派されるはずの北海道の陸自部隊を載せる輸送艦が無く、民間フェリーや米海軍艦艇のご厄介になりました。当時、使えるフネは出動まで2日は必要だと防衛省に報告されていたのも記録として残されています。

輸送艦の不足は離島防衛など自衛隊にはできないことの証明ですが、誰もこれを口にすることはありません。仕事ができないくせに口ばかり。現場の出先に無理難題を持ちかけ、何とかしろと言うだけ。そんなことなど露知らず、愛国者を気取る自衛隊聖歌隊はただ闇雲に賛美歌を歌って自衛隊を讃えています。敵よりも恐ろしい、無能な味方です。
 
現在、海自には3隻の「おおすみ」型輸送艦がありまし。3隻で最高の稼働率で見積もっても、60%として可動状態にあるのは2隻とはなりません。艦船となれば長期の定期整備等行われ、1隻が常時可動状態と見るのが常識的な数字でしょう。

離島防衛に1隻でもあれば…そんな希望さえ打ち砕く現実もあります。

「おおすみ」は見た目は、輸送ヘリ、エア・クッション型揚陸艇等各種上陸用手段を運用できる強襲揚陸艦ですが、自衛隊の得意技「中途半端」な存在です。おおすみ型はただの輸送艦です。

日本が揚陸能力を持つことは攻撃性が高く、日本政府が近隣諸国に最も配慮することですので、中途半端な存在になるのも仕方のないことかもしれません。ですが、こうして点に誰も突っ込みを入れないのはなぜなのでしょう。言いたくはありませんが、恥の上塗りであり嘘の上塗りまでしているのです。これが、この国の国防の現実なのです。

憲法はざる法、國母王は歪んだまま成長を続けてきたのです。

どのような組織でも、様々な人間の集団ですから完璧な組織などこの世には存在しません。

創設当初より軍隊であって軍隊ではなく、行政機関であろうとするため軍隊の常識は無視され、外部の情報に耳を貸さず、組織内の政治を優先させてきました。

3隻しかない輸送艦、いまだに実動状態にないC-2輸送機、13機しかないAH-64で離島防衛など絵に描いた餅どころかあり得ないことです。

存在が科学的に証明されていないUFOと幽霊を寄せ集め、政府・防衛省・自衛隊は「これで安心」と国民に訴えているのが離島防衛の現実なのです。

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