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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/01/01:55

09250800 大恩は報ぜず

小さな恩義は負い目に感じるが、あまりに大きすぎる恩義はかえって気付かず、それに報いようとしないという意味です。






民主党のHPに『キャンプ・ハンセン内における米軍ヘリ墜落事故調査団を派遣』というのを見つけました。

沖縄県宜野座村のキャンプ・ハンセン内で米空軍第18航空団第33救難航空団所属のHH-60Gペイブ・ホークが墜落し乗員1名が死亡した事故で、民主党防衛部門は米軍基地が集中する沖縄県でこの事故が発生したことを重く受け止め調査団を派遣したという自画自賛の内容です。

東日本大震災では責任を取ろうとしない、指導者資質を欠いた民主党が政権政党であったため、世界に醜態を晒しました。

調査団派遣はかまいませんが、第33救難航空団はいち早く被災地に入り津波被災地を飛び回り多くの被災者に救いの手を差し伸べてくれた部隊であり、墜落した機体は被災地で使われたものだということを民主党のバカ共は全くわかってないようです。

大恩は報ぜずとは、こういった人々の先頭に立つ資質を欠いた人間がしでかすものなのでしょう。

民主党からは当時の感謝の思いすらなく、単なる票集めが目的の調査であることがわかります。

米空軍の救難部隊はパラレスキューと呼ばれ、墜落した機体から脱出したパイロットや特殊部隊の潜入/回収、人道援助など幅広く活動しています。

ヘリコプターから降下する救助員はPJ(Pararescue Jumpers)と呼ばれ、空軍十字章(名誉勲章に次ぐ二番目の高位の勲章)受賞者22人のうち、12人がPJを占めており、彼らの勇猛果敢さがうかがい知れる実績です。

PJ候補生が訓練課程を修了するときに、以下のような宣誓を行います。

命を守り、負傷者に援助の手を差し伸べることは、航空救難部隊隊員としての私の義務です。
私は常に与えられた任務を迅速かつ的確に遂行できるようにし、これを個人的な欲望や快適さよりも優先させます。
他者のために、私はこれらのことを行います。

オスプレイ配備反対運動の真っ只中の事故で、犠牲となったスミス1等軍曹、部隊の功績などについては全く報道されていません。

駐留米軍という呼称はありますが、派遣されている米軍人は、日米安保条約により派遣され軍務に服しており、日米安保条約が存在しなければスミス1等軍曹は亡くなることはなかったかも知れません。

こうした背景を無視し、事故だけをあげつらうことは人間としての本質を疑われる行動ではないでしょうか。

この国の国民は礼儀正しいはずです。こんな礼儀を欠くような有様では未来が思いやられます。

そして、何よりも問題なのは日米安保条約という日本の国防問題に大きな影響を及ぼすことになるでしょう。

亡くなられたマーク・スミス1等軍曹に心より哀悼の意を表します。

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