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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/26/17:16

04190800 北朝鮮で何が起きているのか

北朝鮮は近くて遠い国です。

金王朝のカーテンが分厚いカーテンが引かれてひますが、日本は北朝鮮の情報収集の手段が無いようですが、実は有効な情報収集が可能なのですが、それを利用しようとはしていません。




金正恩が権力の座に就くと、ご記憶の方もいらっしゃると思いますが経済問題に手を付けるかのような期待感がありました。

金正恩王朝の誕生後、金正恩の叔母の夫である張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が後見人とされ、張成沢は中国のパイプがあり、中国の進める市場経済の導入により経済再建を図るかのようでした。

しかし、軍が握る貿易利権を手放さず、軍との対立が起きたとの推測が伝えられました。

金正恩政権で国防相である人民武力部長に就任した金正覚(キム・ジョンガク)は反対派の軍人を粛清したともされました。

これで安定するどころか、11月になり粛清を進めたとされる金正覚が解任され、金格植(キム・ギョクシク)が後任となりました。

金格植は韓国の分析では、強硬派であり、1983年のラングーン事件の指揮を執った人物とされています。

韓国の分析に合うように、12月には人工衛星打ち上げ、そして2月の核実験、3月になり休戦協定の白紙化と強硬路線に踏み出しました。

権力世襲当初の金正恩とは別人のような強硬姿勢は、米韓が今後を予測できない状態にさせました。

4月10日には平壌の外交団に対し安全が保障できないとし退避を求める一方で、14日には16カ国の外国人が参加するマラソン大会を催すなど支離滅裂状態です。

素人目にも、北朝鮮がどこへ行こうとしているのか、今回の危機をどこで鎮静化させるのか全く理解できない状況なのがわかります。

中国の判断ミスは前回お話しましたが、休戦協定の白紙化は中国に対する絶縁状でもあるのです。

朝鮮戦争は北朝鮮の一方的な攻勢のもと進展しましたが、米軍による仁川上陸で形勢が逆転し、米軍が中朝国境である鴨緑江に迫ったため、義勇軍と名乗る人民解放軍が参戦しました。

この後、朝鮮戦争は北朝鮮VS国連軍ではなく、中国人民解放軍VS米軍の戦いとなったのです。

休戦が解かれれば戦時体制となるのは当然ですが、それは当時、戦っていた中国の意思ではなく北朝鮮の一方的な主張であるため、中国が今回の一連の騒動に冷静さを失っているのは当然です。

番犬の躾を怠った中国の責任なのですが…。

このように、次に何が起きても不思議ではない状況にあるのが北朝鮮の現実なのです。

一方的に責めることはできませんが、北朝鮮の暴走は北朝鮮取り囲む各国の無責任さが招いたものであることを理解しておくべきでしょう。

当然、日本(政府)にもその責任の一端はあるのです。

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