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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :05/19/02:49

03310700 「お勉強」のため原発に行く感覚

震災、翌早朝、菅首相が東電福島第一原発を視察したことが問題視されていますが、どのような釈明をしようとも、あれは常識をはずれたものであることに間違いありません。







現場の受け入れ負担、物資・人員を運ばない現地まで飛ばすヘリ、いかなる理由があろうとも被災者を軽視した行動です。

百歩、千歩譲って「視察」だとしても、上から下を見たところで〝現実〟は全く見えてきません。

自衛隊では偵察のためにヘリを飛ばしますが、詳細な状況確認のためには地上から偵察を行います。上空からの偵察は、大まかな状況を把握するものでしかありません。

やるなら、菅首相が行くのではなく、特命の政府関係者を現地に送り、陣頭指揮を執らせるほうがまともな発想であり、パフォーマンスとしても優れたものであったはずです。

10万人超の人員を派遣している自衛隊に、私も含め国民から大きな賛辞が送られていますが、実際問題として、10万人を〝よく出せた〟というのが、正直な感想です。

震災直後に自衛隊に出動命令を出したまでは満点ですが、大規模な人員投入には、時間を要し、活動する拠点を決めなければなりません。活動する拠点に選ぶには、関係機関、避難所などとの距離なども考慮しなければならず、「行け!」で簡単に済むものではありません。

そんな状況など考えず、「行け!」で済ませ、それに応えた自衛隊は想像以上に優秀であるという証しです。

無能な人間ほど、関係ない仕事にまで口出ししたがりますが、菅首相もその典型です。

ヘリでの視察に続き、15日の東電本社襲撃です。

東電を襲撃し罵声を浴びせまくる。そして、3時間も篭城するのですから、この人、首相としての「自覚」というものがおありなのでしょうか?

東電篭城の理由は、官邸に連絡が遅れたとの怒りだったようですが、最高指揮官自ら現場を裁く東電の乗り込んで罵声を浴びせるのは、最高指揮官としては〝最低〟の所業です。

政治家が、いかなる問題を起こしたとしても一企業に乗り込み罵声を浴びせるなど、この国はいつから共産主義国家になったのでしょう。

私利私欲に走らず、危機に強い人。これが、国難を乗り切る首相のあるべき姿です。石原さん???

民主党だけなく、どの政党にも浮かぶ顔がありません。これが、これまでお気楽に政治に接してきたツケなのかもしれません。

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