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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/25/06:33

05130700 競馬の予想屋に全てを賭けた菅直人

浜岡原発停止が決まりましたが、地震予知という見地から、30年以内に東海地震が発生する確率は87%だそうですが、私はよくわからないでいます。





日本は地震国です。日本中どこでも大きな地震に襲われる可能性はあります。

〝87〟という数字の意味がまったくわからないのです。数字が90ならどれだけ脅威なのか、99なら…などと思い巡らしても、私のような凡人にこの数字が意味するものを理解できる時はこないでしょう。

東海地震は、駿河湾内に位置する駿河トラフで周期的に発生する海溝型地震をいいます。マグニチュード8クラスが想定され、東南海地震(東海道ー紀伊半島)、南海地震(紀伊半島ー四国)と連動して(同時期もしくは2~3年後)発生するとされます。近年の研究では〝単独で発生した痕跡が発見されていない〟ため、〝東南海、南海と連動してのみ発生するとの説が有力視〟されています。周期性や規模から固有地震とされています。

固有地震は、ある断層において等間隔・同規模で周期的に繰り返される地震のことです。〝地震は地殻内でランダムに発生するという考え方〟に対して、〝一定の時間的間隔をもってほぼ同じ震源域・規模の地震が発生するという学説〟を固有地震としています。

これで、おわかりいただけると思いますが、30年以内に発生する確率が87%とされる根拠は、不確かなものばかりなのです。

東海地震は、「地震予知」が可能という前提で、こうした不確かなものを根拠にされているのです。

地震が予知できるという前提で、巨額の予算が投じられ、東海地方を中心に地震計やひずみ計を設置し巨大地震の前兆現象を捉えようとしています。

地震が予知できるという学者は、大地震の前に本震の前にプレートの境界が動き、これを〝前兆すべり〟とされ、この後に本震がくるとしています。この「前兆すべり」を捉えることができれば地震予知が可能とされているのです。

ちなみに東日本大震災では、この前兆すべりは検出されていません。これについて、地震予知連絡会会長は、「東海沖と東北沖はプレートの状況が異なる。今回の結果を持って、東海地震の予知ができないということにはならない」としています。

東北地方の地震は予知できず、東海地方の地震は予知できるというのですが、皆さんはどう思われますか?

プレートの状況が異なるのに、東日本大震災の余震としてマグニチュード8クラスの地震があると学者は言っていますが、この根拠はスマトラ沖地震としています。スマトラ沖地震を例にしていますが、スマトラ沖と東北地方沖はプレートの状況が異なっているのに、なぜ、マグニチュード8クラスの余震の根拠がスマトラ沖なのか全く理解できません。

「地震予知は場合によっては可能であるが、地震を確実に予知するということは困難」というのが地震学者の一般的な認識なのです。

競馬の予想屋のようですが、この予想屋に国は年間120億円の予算を出しているそうです。この予算は、東海地方で使われ、法律までできています。ここまでくると、東海地方=地震=危険と認識されてしまい、地震の多い東北地方はおざなりにされてしまって当然です。

東海地方は危険=他の地域は安全と認識されることにもなり、今回の巨大地震と巨大津波の犠牲者は、こうした地震予知ができるとする学者による人災の可能性も疑われます。

予知ができるという地震学者は、「未知の活断層は多く、地震が起きる確立はどこもゼロではない」と言います。それでも、東海地震は予知できるというのでしょうか?

日本は地震大国です。日本中、どこでも大きな地震が襲う可能性があるのです。内陸部の直下型地震には耐震補強、沿岸部のプレート境界型地震には津波に気をつけていれば、神経質になるようなことはないはずです。

浜岡原発の停止は一見、正当なものであるかのようですが、このような曖昧な理屈を信じ菅直人首相は原発停止を要請したのです。

浜岡原発の停止は東電への供給が止まり、九州電力への供給も止められ、東電の供給地域にいる人たちは、この夏どうなるのか想像したくもありません。

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