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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/25/03:21

05120700 東北地方太平洋沖地震 自衛隊の活動 ~2~

おバカな首相閣下は、震災対応の失敗で「初めてのことで…」と釈明して辞職した首相と同じことを言うという愚かさを見せてくれていますが、以前にもお話しましたが、自衛隊の行動は驚くほど迅速に行われました。





自衛隊は阪神淡路大震災の反省から、すでに大規模震災対処マニュアルが作成されているはずで、ひな形さえ出来ていれば、どの方面で大規模な災害が起きても、ひな形をベースにして地方を入れ替えればいいわけですから、今回の迅速な対応はマニュアルの存在を証明しています。

3月14日に編成された統合任務部隊に差し出された陸海空の部隊を見ると、命令書に記載されていない部隊を捜すほうが難しいほどです。

統合任務部隊の編成は、それまでは、陸自は各方面総監、海自は自衛艦隊司令官、空自は航空総隊司令官を防衛大臣が指揮監督する形で、複数の指揮命令系統がありました。

災害派遣だけでなく、原子力災害派遣命令も出され、自衛隊は、原子炉への注水を行いましたが、本来の自衛隊の任務とはかけ離れたもので、政府の泥縄的発想の命令で、能力的には可能であったため、自衛隊は避難支援、給水支援、物資輸送、除染活動と注水支援も実施されることになったのです。

原発事故には、中央特殊武器防護隊、東北方面隊からの要員、第12化学防護隊、航空自衛隊第6航空団、中部航空警戒管制団、第1高射群、第4高射群、高射教導隊、海上自衛隊支援要員と下総基地要員で統合幕僚長の指揮下で作業に当たっています。

原発事故では、74式戦車2両と78式戦車回収車1両が派遣されました。戦車は静岡県御殿場市駒門駐屯地第1戦車大隊(第1師団)のもので、瓦礫の撤去に使われる予定でした。74式戦車は水密構造で、汚染地域では車内を与圧し、乗員を汚染から防護することが可能で、90式戦車はフィルターを通した空気を車内に流す(乗員は防護服を着用)よりも安全性が高いと判断されて派遣されたのでしょう。

隊員たちは派遣から2ヶ月になろうとしています。戦闘ストレス反応の限界を無視し、防衛大臣、首相は得意の頬かむりを決め込んでいます。

このままでは、隊員の疲弊が激しく、今後の国土防衛に甚大な影響を及ぼしかねません。もう限界を超えています。

早く何とかしないと、菅直人に自衛隊がボロボロにされてしまいかねません

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