憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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03131617 | [PR] |
02242105 | 牛肉拒否食用宣言 |
日本はオーストラリアから調査捕鯨を中止しなければ、国際司法裁判所に提訴すると首相・外相から啖呵を切られてしまいました。
若い世代の皆さんは、「鯨肉」といわれてもぴんと来ないでしょうが、日本では縄文時代以前の貝塚などから鯨の骨が出土しており、ずっと鯨を食べる食文化が存在していました。
欧米からの圧力で捕鯨が縮小され、鯨肉が日本の市場に出回らなくなり、しだいに鯨食が少なくなり、現在ではほとんど見向きもされなくなりました。
しかし、捕鯨反対旗振りをしているのはアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドですが、この3ヶ国はいずれも対日穀物輸出に積極的という共通点があります。そして、アメリカ、オーストラリアは牛肉輸出国でもあります。
鯨肉は牛肉に比べ食べられる部位が多く、鯨肉が日本市場に出回っていた時代は、高価な牛肉、安価な鯨肉という図式が出来上がっていました。
かつての市場では牛肉と鯨肉は拮抗しており、鯨肉は天然資源、牛肉は畜産品であり飼料は安くはないため、牛肉は日本市場では浸透し難いものとなっていました。
子供の頃の私は「おとなになったらビーフステーキを食べたい」という貧乏な小役人のせがれの夢でした。
牛肉市場の開拓に、捕鯨反対運動の発端となったとする説もありますが、根も葉もない噂とするには説得力のある風説です。
でも、なぜ岡田外相は言われ放題でニヤニヤできるのでしょう。
仮にもオーストラリアにとって、日本は大きな輸出市場であり、日本人の海外旅行でもオーストラリアは人気が高いはずなのに、外相だけでなく国民もなぜか押し黙ったままです。
反捕鯨を正義の御旗のようにしているオーストラリアですが、年間300万頭前後が商業用に狩猟され食用にしています。鯨はNGでカンガルーはOKという理屈を、日本人が黙っていれば認めることになるのです。
オーストラリアではカンガルーのいくつかの種が絶滅し、絶滅の危機に瀕しているというのに…。
そして、環境保護テロリストのシーシェパードは、我が同盟国アメリカの団体です。
私はアメリカン・ビーフも食べたくなくなりました。
最後にイスラム圏の人は豚肉を食べません。ヒンズー圏の人は牛肉を食べません。
日本人は欧米に脅かされて鯨肉を食べなくなりました。日本人は日本の文化を捨てたも同然なのです。
なぜ、右翼思考がはびこる世だというのに、こうした売国的行為が看過されているのでしょうか。
いかに、右翼的主張が似非であるかはっきりとわかる事実ではないでしょうか。
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