憂い　next ver.

都内の公立図書館で、所蔵されている「アンネの日記」や関連する本のページが破られる被害が相次いでいます。

被害は7つの区と市の36の図書館で少なくとも280冊あまり。

警視庁が「器物損壊」の疑いで捜査しているそうですが、日本に「憎悪犯罪」がないため、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料となります。

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被害にあった本の画像を見ましたが、極めて不快なやり口です。

写真報道などを見ると、誰が見ても「アンネの日記」が壊されていますよ！とわかりやすいやり方です。

被害にあったのは、「アンネの日記」「ホロコースト」をターゲットにしたのは際立ったもので、私が単細胞だと批判するネトウヨ系がターゲットにすると思い立つ代物ではありません。

日本では今でこそネット上ではイスラエルを批判していますが、日本はユダヤ人を排斥したことはなく、むしろユダヤ人救済に尽力しました。

単細胞でなくとも、ユダヤ人問題は日本人にとってはピンと来ないというのが誰しもが持っていることでしょう。私もそうですから。
『アンネの日記』から生理用品の社名にしてしまうくらいですから、黄色い猿のナチが生まれるとは日本人として想像もつきません。

でも、安倍内閣発足後、〝ナチス〟のキーワードで検索するといろいろと出てきます。

「ナチス政権に学んだらどうか」と改憲への発言をした麻生太郎氏。靖国神社をヒトラーの墓に例えた春香クリスティーン。

ダボス会議に出席した安倍首相が、海外メディアを招いての懇親会で「今日の日中の緊張状態と第一次対戦前における英独関係と似た状況」と発言し海外メディアが反発しました。

NHK新会長の発言等々。

自由の国ですから、どんな発言をしても問題はありませんが、これが海外に伝わると発言は伝えられても、背景にある日本の「自由」（無責任）さは報じられることはありません。

都市伝説のようで、この事件に「陰謀論」を持ち出したくはありませんが、この事件は日本にとって重大なマイナスイメージを世界に広めるのは確実です。

「アンネの日記を破るような国民」と世界中の人が思うことですが、これは、あの半島国家や大陸国家の政府要人・国民が発言している内容と似ていると思いませんか？

真綿で首を絞められるようなことにならないといいのですが…。

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