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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/09/05:22

04010800 新しい戦略を早急に構築しろ!

個人的には、冷戦の終結による新たな体制下の世界、イスラムとの互いの無理解からくるキリスト教徒との抗争、覇権主義国家中国の台頭、カルト国家が隣接しあう南北朝鮮、米国の凋落こうしたことからも日本は集団的自衛権を行使すべき環境下にあると考えます。

しかし、逼迫した状況下にある日本ですが、集団的自衛権行使を実行可能とするよう考える人たちは、集団的自衛権の根本である「自衛権」すら理解していない可能性があります。






そもそも憲法9条がありながら、憲法を改正せず朝鮮戦争の勃発で取り急ぎ創設した自衛隊。第二次世界大戦後の顕在化した冷戦、冷戦下初の朝鮮戦争と世界は冷戦体制下突入しましたが、日本人は冷戦下の「核戦争」を想像すらしていませんでしたが、欧米諸国にとって「核戦争」は可能性のある悲劇と準備が行われていました。

核弾頭搭載の弾道ミサイルを搭載しカモフラージュされた軍用列車、核シェルター、核戦争を想定した英国女王のスピーチが準備されたりと日本人だけが別の次元に生きてきたのように別世界の出来事と捉えていたのです。

キューバ危機は核戦争の危機だったことは有名ですが、1983年にはペトロフ中佐事件も起きていますが、我が国では全く注目されていません。

私でさえ、1983年大韓航空001便撃墜事件(大韓機撃墜事件)を自衛隊内で関わっていたにもかかわらず、大韓機撃墜事件で核戦争の危機があったなど想像すら出来ません。

こうした現実的脅威に欧米各国は立ち向かう中、我が国では何をしていたのかというと、平和主義を絶対と信奉する左翼思想賛同者が闊歩し、自衛隊は継子扱いされるどころか、隊員の人権など無視されていました。

制服を着て街を歩けば投石され、「税金泥棒」と罵られ、沖縄返還後は「自衛隊員」の転居拒否等、自衛隊員を差別するエスノセントリズムのような事が数多ありました。

人口当たりの核シェルター普及率という調査結果があります。

100%:スイス・イスラエル
98%:ノルウェー
82%:アメリカ
78%:ロシア
67%:イギリス
54%:シンガポール
日本はというと、0.02%だそうです。

核兵器を人類史上初めて使用され、数々の被害を出した国家が、これでは核アレルギーどころか鈍感・無反応というのが現実のようです。こうした核に対して鈍感・無反応さが、やがては原発事故に繋がっていくとは考えすぎでしょうか。

このように、日本では目を向けなければならない事象を直視せず自己中心的な平安な暮らしを送ってきたのです。

EUやアメリカと一緒になって反露キャンペーンに便乗することが、正しい選択と言えるのでしょうか。

米国とEUはロシアが軍事力によりクリミアを制圧し、住民投票という詭弁でロシア編入を決めたことが許されないと主張しています。確かにその通りです。

しかし、ロシアに〝許されない〟と主張するアメリカにロシアを批判する「資格」はあるのでしょうか。

実際にはEUのトーンはさほど大きなものではなく、お節介が好きなアメリカ大統領に引きずられているともいわれています。

落ちぶれた自称「世界の警察官」が、ロシアへの対抗心丸出しで批判している姿に、日本は引きずられてしまっているのではないでしょうか。

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