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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/26/00:41

05190700 放射能が来たりてホラを吹く!

日本原子力研究所(現:独立行政法人日本原子力研究開発機構)が、かつて開発した空中からの緊急モニタリングシステムを使い、日米共同で福島原発から80㌔県内の地表蓄積放射性物質を測定しました。





この測定で、放射性セシウムの数値が、チェルオブイリの最大汚染地域以上の数値が出ました。一桁多い数値だったそうです。

上空数百メートルから、地上の蓄積量を正確に計測するのは当然、不可能に近く、この数字は信憑性に欠けたものです。

しかし、この数字を朝日新聞は『避難区域外も高汚染』と記事が書かれました。誰もが信じる政府発表の数字、それを大新聞がなんら疑問を抱かず新聞に掲載する。これが、この国の現実なのです。

メディアは危険情報が多く、週刊誌の中には「恐怖」という文字が躍ります。〝胎児の奇計リスクが高まる〟〝スリーマイル島事故では双頭の牛が生まれた〟など、将来「予想されるリスク」を並べ立て、農産品や海産物を摂取する危険性を語りながら、「風評被害から産地を守れ」と一冊にまとめれているのですから、何を言いたいのか全くわかりません。

現実問題として、低量被曝についての将来的な被害はどうなることか何のデータもありません。だからといって無限な危険があるというものではなく、逆に何ら危険はないというものでもありません。

日本のメディアは、反原発派と原発推進派を並列に並べることで、「中立」と解釈しているようですが、だからといって両方を何ら吟味することなく併記することで中立となるものではありません。

本来のメディアの役割は、国民に冷静な判断をできる材料を提供することで、現在のような両論併記ではありません。現在の状態では、論争をさらに加速させるだけで、解決の論争からどんどん遠ざかっています。

チェルノブイリで最大の問題となったのは、不安による精神的な影響でした。今回の原発事故で明らかなように、世界中(先進国を中心に)がパニック状態となったことからも明らかなように、不安が先に立ち対応しようとするため事実は二の次にされてしまいがちです。

こうした現状を理解し原発事故を見ないと、事実からさらに遠ざかってしまいかねません。

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