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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/13/12:09

04200700 放射性物質アレルギーお国事情

「派遣隊員さん」、コメントをいただきありがとうございます。

現場はいかがですか?
長期任務になりそうですから、体調にはくれぐれもお気をつけください。
みなさんは、日本の誇りです。

私は元自衛官という立場に、みなさんのお陰で誇れるようになりました。心から感謝しています。

私は絶対に、みなさんを応援し続けます。いかに、政治家や官僚が愚かであるか、ここで明らかにしていきます。現場に負担を強い、後ろでのうのうとしている奴らを許しません。






今までよく聞いていたラジオ番組があります。出勤前に聞いていたのですが、ラジオ界では重鎮に入るパーソナリティの影響なのか、それとも局の意向なのかわかりませんが、原発事故を悲観的に伝えるのが目立ち、つまらない内容になってしまっています。

パーソナリティは、「仕事がなければ逃げ出したい」と語っていましたので、パーソナリティの悲観的な見方が番組に反映されているようです。

こうしたヒステリックな反応は、事故発生直後から日本人だけでなく在日外国人や外国大使館・公館などにもありました。

原発事故で、日本政府が避難を20~30kmにするかどうかもめていたとき、アメリカは80km、シンガポールは100km、スペインは120kmからの退避を勧告しました。

アメリカが80kmの避難を勧告したニュースが、日本にちょっとしたパニックを起こしたのを覚えていらっしゃる方もいるでしょう。

スペイン大使館は、福島第一、第二原発からの120km圏外への避難と、茨城、福島、宮城、岩手への訪問回避を勧告。さらにスペイン政府はチャーター機を日本に飛ばし、154人が帰国しました。

フランス大使館は、出国もしくは東京以南への退避を勧告。フランス政府のチャーター機により241人が帰国しました。3月15日には、「10時間で弱い放射線が東京に到達する」として屋内退避を指示しました。

ドイツ・スペイン大使館は大阪に、フィンランドは広島に大使館機能を移転。セネガルは福岡に移転するという徹底ぶりでした。ブルガリアは大使が福岡に避難。

こうした影響はスポーツ界に波及しました。野球界では今季プレイするはずの外国人選手が帰国したのが伝えられましたが、震災のため八百長問題の扱いが小さくなっている相撲界では、協会が外国人力士の帰国にNGを出したため帰国できない力士が多いようです。しかし、面白いのは、相撲協会はなぜか被災地に近付こうとしていません。

サッカー界では、ザッケローニ監督が震災翌日に帰国し、一時はチャリティ試合の指揮を執りましたが、翌日には海外視察にお出かけになりました。

こうしたパニックは、日本でよく同列に扱われるチェルノブイリのトラウマなのかもしれませんが、前にお話したとおり、1960年代は核実験が大国のトレンドで、北半球全域で空気中のセシウム137、ストロンチウム90の濃度は現在の最低でも数百倍、多ければ数千倍の濃度がありました。この時代、核戦争を想定していた時代であり、放射性物質に対する理解がされていないこと、政府が意図的に公表しなかったのでパニックに起きませんでした。

日本が原発事故の評価をレベル7にしましたが、ロシア国営原子力企業の広報局長は、「行き過ぎ」との見方をしています。同局長は、福島原発の事故を「レベル5と超えていない」とし、「日本政府がこれ以上国際的な批判に晒されないようにする政治的な思惑が働いている」としています。

こうしたヒステリックな反応をする国がある反面、前にお話したスリランカは退避勧告どころか「日本人を助けろ」と大使が厳命した国もあれば、インドやブラジルは自国民に何ら勧告も出していません。ブラジルの外相は、「日本政府から勧告がない限り、ブラジル公館を退避させることはない」と明言した国もあります。

そうそう、ご近所の中国人が経営する中華料理屋さんが閉店しているなんてことありませんか?

今回の震災で、迅速に救援の手を差し伸べてくれた中国ですが、3月21日までに9300人の自国民を帰国させました。表の顔を裏の顔の違いが、全く違うのは中国人ならではでしょうか。

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