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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/11/00:38

04060700 原発は人災としかいえない!

福島第一原発は地震により自動停止したものの、原子炉内の圧力が上昇、東電は格納容器の弁を開放し水蒸気を逃がし、圧力を下げるべきでした。しかし、圧力低下処置が行われたのは、12日10:17、完全に間に合わず15時過ぎに原子炉建屋で水素爆発が起きました。





11日、東電会長は滞在先(メディアとの旅行だそうですが)の北京で震災を知りましたが、情報が得られないまま帰国できたのが翌12日でした。社長も関西に出張中で帰京できず、トップが不在のまま対策本部が動き出しました。

官邸の緊急災害対策本部は、窓口を原子力安全保安院を窓口にし、保安院は「原子炉は現状では大丈夫です」と東電からの報告をそのまま官邸に報告しました。

しかし、事態は悪化し官邸は東電に不信感を募らせ、菅首相は11日夕、母校の学者に助言を求めました。

11日20:30、2号機の冷却機能が失われたことが判明。電源車を送り込む検討がなされたそうです。

官邸は東電役員を呼びつけ、状況を報告され、圧力低下処置(ベント)を要請しました。しかし、東電はこれにまったく応じませんでした。ベントを行うことで、放射性物質が拡散される可能性があり、「一企業」の判断では〝できない〟というのが東電の結論でした。電源車が運び込まれ、電源が復旧すれば冷却できればベントの必要がなくなります。こうして、ベントは遅らされていきました。

12日01:30、海江田経産相名でベントの指示を出しましたが、保安院は「一義的には東電の決めること」とし、責任を転嫁しました。

このように、原発事故は明らかな「人災」だったのです。

官邸は指示を出すだけ。保安院は東電に丸投げ、東電は判断を遅らせるだけ。それが、福島原発の事故を招いたのです。

なぜ、菅直人は「自分が責任を取る」と言えなかったのでしょうか。保安院は責任逃れし、東電は放射性物質の拡散で補償に慄いたのでしょう。無責任三羽烏が、原発の悲劇を招いたのです。


民主党のバカはこれだけではありません。

原発注水作業で、生コン圧送車が使われました。圧送車の使用を申し出たのは、民間企業でした。

最初に提供を申し出たのは三重県四日市の会社でした。17日に2台の車両をオペレーターとともに待機させ、三重県知事選に立候補している元経産省官僚を通じ東電に申し入れられました。

東電は使用する旨の回答をしますが、要請があったのは20日夕になってからでした。福島到着は21日。3日が無駄になりました。

官邸はこの間に、輸出のために横浜港にあったドイツ企業所有の圧送車を徴用し、現地入りさせ22日から注水作業を開始しました。先に現地入りしていた三重県の圧送車は「必要ない」と追い返されたそうです。

こうした理解できないことが起きた背景に、三重県知事選挙は岡田幹事長のお膝元で、最初に申し出た会社は自民党系の会社で、この会社の機械が使用されれば、自民党の手柄になると、返事を遅らせ自前で準備するまで待たせていたがあるのです。国家・国民の危機でも権力に執着する愚かな姿丸出しです。

しかし、一旦は「必要ない」と言っておきながら、今度は一号機にトラブルが起きたと、追い返した圧送車を呼び戻したそうです。

トンチンカンを通り越して、ただのバカとしか形容できません。

岡田幹事長、震災のさなか政治資金集めのパーティを開いていらっしゃいます。

この点を追及され、「売ってしまった券をどうするのか?」だそうです。

責任を取れない首相。自己中の幹事長、本当にこのままでいいのでしょうか?

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