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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/13/03:28

04180700 信念なき戦いを強いるバカな菅直人

〝軍曹〟というと、みなさんは「ケロロ軍曹」を思い浮かべるでしょうか?

地球侵略を目的にやって来た宇宙人(カエル)のケロロ軍曹が、地球人の家庭に居候する物語です。

軍曹というと、若い兵の訓練を担当したり、分隊長として叱咤激励し部隊の士気と秩序維持を担います。「鬼軍曹」などと揶揄されたりしますが、アメリカ軍では若手の士官よりも古参の軍曹の意見が重用されるそうです。

古くは、『コンバット』のチップ・サンダース軍曹、『愛と青春の旅立ち』のエミリー・フォーリー軍曹、『フルメアル・ジャケット』のハートマン軍曹など、軍隊が関わる映画では重要な役割を担っています。






軍曹のお話をしたのは、また、災害派遣された部隊で犠牲が出ました。陸曹長が亡くなり、続いて一等陸曹が亡くなりました。

私のような者の予測が当たってしまい、疲弊した部隊の若手の手本となるべき存在が大きな負担を強いられ、犠牲になっているのです。

何も理解しようとしない者は、休養日があれば疲労は回復すると思われるでしょう。しかし、過酷な状況下で若手を叱咤激励する立場にとっての負担は、尋常では考えられないものがあります。何よりも自分からは弱音を吐けないのです。

最高指揮官はカスです。官邸に来るそれなりのポストに就いている人間に愚痴をこぼし、自分の思い通りにならないと怒鳴り散らす。16日には、官邸に全く顔を出さなかったというではありませんか。

兵士を戦場に送り出し、自分は安全なところでご馳走をたらふく食べ、ふかふかのベッドで熟睡する。菅直人はそんな人間です。

民主党は烏合の衆ですが、野党である他の政党も似たり寄ったりです。政治家は何もしてくれていません。

新聞などでは、「官僚を使いこなせない」と民主党を批判しますが、官僚に良心があれば、いかにトップが無能であっても、国民・国家のための施策を模索するはずです。政治家も官僚も国民のことを何も見ていなければ、考えてもいないということです。

今回の震災で、いち早く救援活動を始動させた民間企業では、中央の支持を待たずに動き始めました。震災で中央と電話が通じず、指示を待つ無駄な時間を費やすか、それとも救援活動を優先させるか考えれば、指示を待たず活動を始めるのは当然の選択です。しかし、これを実行するのは容易なことではありません。

飲料メーカーの「伊藤園」では、東北6県、茨城県内の支店が本社の支持を待たず避難所に合計約60万本の飲料水を届けました。伊藤園の会長が、阪神・淡路大震災で被災し、幹部研修で「災害時には、被災した人たちを真っ先に支援しよう」と説いてきたのが役立ったようです。

ほかには、サントリーホールディングスは3月12日にミネラルウォーター100万本を提供、日清食品は13日にカップめん100万食と給湯車を被災地に送りました。

一方では、乾電池やラジオなど依然として全く入荷していません。これは、家電メーカーが全く機能していないだけでなく、震災で機能しないどころか、危機管理能力が全く無いということになります。腹立たしい限りです。商品を売るのを生業としながら、その商品を出そうとしないのですから、危機管理どころか無能・無策の企業ということです。

業界団体、自治体の動きも活発ですが、政府の動きは緩慢を通り越してただのバカ者の集まりに成り下がっています。そして、政治家は素人の集団ですから別にして、官僚は阪神・淡路大震災で何も学ぶことをしていなかったことに呆れてしまいました。

災害派遣されている自衛隊への配慮だけでなく、政府は避難所に対して何ら配慮すらしていません。現在は、完全に自治体に丸投げ状態です。

こんな政府、官僚が支配する国に、未曾有の災害が襲ったのです。復興するなら、この国の根本を解体して一から立て直したほうが早いのではないでしょうか?

東久邇宮稔彦王の『一皇族の戦争日記』によれば、阿南陸軍大将(当時、航空総監に就任、第一線より帰還)の談話として、次の意味のことが記されています。

『軍としては、必勝の信念に基づく堅い決心をもって果敢にすべてのことを断行すべきであると同時に、将来の情勢に対応する処置を内々考えておかなくてはならないのに、大本営は一度立てた決心を最後まで貫く強固な意志なく、敵情によっていつもその決心がぐらつくために、敵にしてやられることになった。
しかも、大本営の決心、処置は遅く、東京において、机上、図上で行われるので、現地の実情に即しないものが多く、さらに現地軍の意見を顧みず、ただ天皇の大命によって強行するのはもっとも不可である。また第一線の軍司令官、師団長が当然なすべきことまでも、大本営がくちばしを入れるのはいけない』

原発事故で真実を公表していないと、政府の発表を「大本営発表」と揶揄していますが、阿南大将の言葉は、大本営を政府に入れ替えると、まさに現状を嘆く言葉になると思います。

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