憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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02220334 | [PR] |
04290700 | 「餅は餅屋」か「俺が俺が」か? |
東京電力清水社長が、震災発生当日の夜、奈良から東京に戻るため航空自衛隊小牧基地からC-130に搭乗し、離陸したものの20分後、北澤防衛相の一声でUターンしてしまいました。
新聞では、「防衛相の許可を得ない自衛隊の行動」などと批判的に書いているものもありますが、メディアは相変わらず理解もしないで記事を書いているようです。誤解のないようにいえば、この新聞とは私が目にしたのは『毎日新聞』です。
Mr.福耳は「自衛隊機が飛ばないなら自動車を飛ばすのは当然」「北澤防衛相は被災者救援の輸送を最優先すべきだと指示していた。被災者救援に総力を挙げていた状況だったので防衛相の指示は妥当だった」と釈明しました。
当時の状況を理解してMr.福耳は喋っているのか疑問ですが、新幹線は運行停止、東名は通行止めや渋滞で利用できない状況にありました。
震災当初、頻繁に会見を開き、人心の安定を図っていたとばかり思っていたMr.福耳ですが、私の買いかぶりだったようです。
いかに北澤防衛相を擁護しようと、新聞が「防衛大臣の許可なしに民間人を搭乗させた」と言ったところで、3月11日19時30分に原子力災害派遣命令が下命されており、その当事者である東電社長を輸送機に搭乗させることは、何ら問題ないはずです。
東電といえども民間企業ですから、東電からの依頼で輸送機に搭乗させたのではなく、経産省からの依頼があったはずです。
Uターンさせたのは、離陸から約20分後だそうですが、あと30分足らずで入間に着いていたというのに、北澤防衛相は原発事故を甘く見過ぎていたことになりますし、Mr.福耳は大嘘つきです。
Mr.福耳は、「北澤防衛相は被災者救援の輸送を最優先すべきだと指示していた。被災者救援に総力を挙げていた状況だったので防衛相の指示は妥当だった」と述べていますが、一介の民間企業の社長のためにC-130が飛ぶことは考えられず、自衛隊の震災対処計画通り、入間に輸送機を集め被災者救援に当たるために移動するものであったはずです。輸送機を一ヶ所に集中させ、そこから指示が出され任務に当たる、多少の軍事常識があれば考えつくことです。
北澤防衛相は、「俺は聞いてない!」と面子にこだわりUターンさせ、それが白日の下に晒され、Mr.福耳が擁護しただけのことです。そのお先棒を担ぐ新聞社も新聞社です。
繰り返しになりますが、C-130は被災者救援のために入間に向かっていたのであり、それに便乗した東電社長というのが事実のはずです。
それを、動かない新幹線や車で「帰れるはず」というのは、無理にもほどがありますし、原子力災害派遣命令が下命されていた状況から考えると、輸送機に搭乗させる判断を下した自衛隊に何の問題もありません。
北澤防衛相の面子によるミス・リードを擁護するとは…Mr.福耳も地に落ちたものです。
社長が本社に戻れたからといって、原発事故が防げたとは言いませんが、別の展開があった可能性は否定できません。素人集団の国会議員ですから致し方ないといえばそれまでですが、もう少し現場の判断を優先させてもよかったのではないでしょうか。
「餅は餅屋」という言葉があります。餅は餅屋のついたものがいちばん美味い。その道のことは専門家が一番ということですが、菅直人、北澤俊美の辞書には、「餅は餅屋」という言葉がないようです。あるのは…「俺が俺が」だけのようです。
新聞では、「防衛相の許可を得ない自衛隊の行動」などと批判的に書いているものもありますが、メディアは相変わらず理解もしないで記事を書いているようです。誤解のないようにいえば、この新聞とは私が目にしたのは『毎日新聞』です。
Mr.福耳は「自衛隊機が飛ばないなら自動車を飛ばすのは当然」「北澤防衛相は被災者救援の輸送を最優先すべきだと指示していた。被災者救援に総力を挙げていた状況だったので防衛相の指示は妥当だった」と釈明しました。
当時の状況を理解してMr.福耳は喋っているのか疑問ですが、新幹線は運行停止、東名は通行止めや渋滞で利用できない状況にありました。
震災当初、頻繁に会見を開き、人心の安定を図っていたとばかり思っていたMr.福耳ですが、私の買いかぶりだったようです。
いかに北澤防衛相を擁護しようと、新聞が「防衛大臣の許可なしに民間人を搭乗させた」と言ったところで、3月11日19時30分に原子力災害派遣命令が下命されており、その当事者である東電社長を輸送機に搭乗させることは、何ら問題ないはずです。
東電といえども民間企業ですから、東電からの依頼で輸送機に搭乗させたのではなく、経産省からの依頼があったはずです。
Uターンさせたのは、離陸から約20分後だそうですが、あと30分足らずで入間に着いていたというのに、北澤防衛相は原発事故を甘く見過ぎていたことになりますし、Mr.福耳は大嘘つきです。
Mr.福耳は、「北澤防衛相は被災者救援の輸送を最優先すべきだと指示していた。被災者救援に総力を挙げていた状況だったので防衛相の指示は妥当だった」と述べていますが、一介の民間企業の社長のためにC-130が飛ぶことは考えられず、自衛隊の震災対処計画通り、入間に輸送機を集め被災者救援に当たるために移動するものであったはずです。輸送機を一ヶ所に集中させ、そこから指示が出され任務に当たる、多少の軍事常識があれば考えつくことです。
北澤防衛相は、「俺は聞いてない!」と面子にこだわりUターンさせ、それが白日の下に晒され、Mr.福耳が擁護しただけのことです。そのお先棒を担ぐ新聞社も新聞社です。
繰り返しになりますが、C-130は被災者救援のために入間に向かっていたのであり、それに便乗した東電社長というのが事実のはずです。
それを、動かない新幹線や車で「帰れるはず」というのは、無理にもほどがありますし、原子力災害派遣命令が下命されていた状況から考えると、輸送機に搭乗させる判断を下した自衛隊に何の問題もありません。
北澤防衛相の面子によるミス・リードを擁護するとは…Mr.福耳も地に落ちたものです。
社長が本社に戻れたからといって、原発事故が防げたとは言いませんが、別の展開があった可能性は否定できません。素人集団の国会議員ですから致し方ないといえばそれまでですが、もう少し現場の判断を優先させてもよかったのではないでしょうか。
「餅は餅屋」という言葉があります。餅は餅屋のついたものがいちばん美味い。その道のことは専門家が一番ということですが、菅直人、北澤俊美の辞書には、「餅は餅屋」という言葉がないようです。あるのは…「俺が俺が」だけのようです。
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