憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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02030710 | [PR] |
01190800 | スクランブル |
航空自衛隊では領空侵犯対応の緊急発進指令を「スクランブル」と呼称し、これが一般に定着しています。
緊急発進は、国際法で決められている領土海岸線より12海里上空の領空侵犯の対処が任務ですが、現代の超音速の敵航空機が領空侵犯した時点で要撃機を発進させたのでは間に合わず、領空を取巻くように防空識別圏を設定し、国籍不明機が防空識別圏に接近するのが確認された段階で緊急発進が発令されます。
航空自衛隊では日本の空を3つの方面隊と1つの混成団で防空を担当し、これらの方面隊等に6個航空団と1個航空隊、この航空団等に要撃任務を担当する戦闘機部隊は12個飛行隊が配置されています。
防空とは敵航空機による攻撃で発生する被害を防ぎ、その被害を出さないことを目的としています。
初動対応が重要で、平時からの即応態勢の維持・継続、24時間365日、日本周辺空域の情報収集が行われています。
防空任務は航空自衛隊だけでなく、陸海空三自衛隊それぞれが行いますが、航空自衛隊は日本全土を航空攻撃から守る任務が任されています。
防空任務の要諦は、敵の航空攻撃を日本の国土から可能な限り遠方の空域で迎撃し、敵航空優勢獲得を阻止することにあります。
航空自衛隊では航空総隊隷下にある戦闘機部隊と地対空ミサイル部隊
、警戒管制部隊が防空任務を担当しています。
地上と空中の早期警戒レーダーにより防空識別圏に接近する国籍不明機を探知すると、各航空方面隊等の防空指令所が24時間態勢で待機する戦闘機に緊急発進を発令します。
探知された不明機に敵対意思があれば、戦闘機は目標を割り振られ敵機を撃破します。
どうしても航空自衛隊の戦闘機発進だけが注目されますが、防空指揮所では要撃に最適な陸上自衛隊・航空自衛隊の地対空ミサイル部隊にも目標を割り振り、敵の完全撃破を図ります。
各航空団等では常時4機の戦闘機がパイロットと、列線整備員が警戒待機任務に就いています。
通常、このうちの2機が要撃指令から5分以内に離陸する「5分待機」態勢にあります。残りの2機が1時間以内に発進する態勢であるため、パイロットは5分待機と1時間待機を5~6時間ごとに交代して待機しています。
私が現役だった頃、「3分待機」があったように記憶しています。
待機任務中はアラート・ハンガー内の待機室に詰めています。
待機している戦闘機(F-15の場合)、指示がない限り、固定武装のバルカン砲と短射程のAIM-9LもしくはAAM-5を2発搭載しています。緊急発進により国籍不明機を目視で確認する距離まで接近するため、短射程ミサイルしか搭載されません。
空対空ミサイルが搭載されるようになったのは、昭和55(1980)年以降のことです。
それまでは、固定武装のバルカン砲のみという丸腰の状態でスクランブル任務に当たっていました。
敵が中距離ミサイル以上の射程の地対空ミサイルを搭載していれば、航空自衛隊の戦闘機に勝ち目はありません。
それでも、黙々とパイロットたちは任務をこなしてきたのです。
航空自衛隊では、6個航空団と1個航空隊で4機ずつの合計28機の戦闘機が24時間態勢で待機任務に就いています。
緊急発進は、国際法で決められている領土海岸線より12海里上空の領空侵犯の対処が任務ですが、現代の超音速の敵航空機が領空侵犯した時点で要撃機を発進させたのでは間に合わず、領空を取巻くように防空識別圏を設定し、国籍不明機が防空識別圏に接近するのが確認された段階で緊急発進が発令されます。
航空自衛隊では日本の空を3つの方面隊と1つの混成団で防空を担当し、これらの方面隊等に6個航空団と1個航空隊、この航空団等に要撃任務を担当する戦闘機部隊は12個飛行隊が配置されています。
防空とは敵航空機による攻撃で発生する被害を防ぎ、その被害を出さないことを目的としています。
初動対応が重要で、平時からの即応態勢の維持・継続、24時間365日、日本周辺空域の情報収集が行われています。
防空任務は航空自衛隊だけでなく、陸海空三自衛隊それぞれが行いますが、航空自衛隊は日本全土を航空攻撃から守る任務が任されています。
防空任務の要諦は、敵の航空攻撃を日本の国土から可能な限り遠方の空域で迎撃し、敵航空優勢獲得を阻止することにあります。
航空自衛隊では航空総隊隷下にある戦闘機部隊と地対空ミサイル部隊
、警戒管制部隊が防空任務を担当しています。
地上と空中の早期警戒レーダーにより防空識別圏に接近する国籍不明機を探知すると、各航空方面隊等の防空指令所が24時間態勢で待機する戦闘機に緊急発進を発令します。
探知された不明機に敵対意思があれば、戦闘機は目標を割り振られ敵機を撃破します。
どうしても航空自衛隊の戦闘機発進だけが注目されますが、防空指揮所では要撃に最適な陸上自衛隊・航空自衛隊の地対空ミサイル部隊にも目標を割り振り、敵の完全撃破を図ります。
各航空団等では常時4機の戦闘機がパイロットと、列線整備員が警戒待機任務に就いています。
通常、このうちの2機が要撃指令から5分以内に離陸する「5分待機」態勢にあります。残りの2機が1時間以内に発進する態勢であるため、パイロットは5分待機と1時間待機を5~6時間ごとに交代して待機しています。
私が現役だった頃、「3分待機」があったように記憶しています。
待機任務中はアラート・ハンガー内の待機室に詰めています。
待機している戦闘機(F-15の場合)、指示がない限り、固定武装のバルカン砲と短射程のAIM-9LもしくはAAM-5を2発搭載しています。緊急発進により国籍不明機を目視で確認する距離まで接近するため、短射程ミサイルしか搭載されません。
空対空ミサイルが搭載されるようになったのは、昭和55(1980)年以降のことです。
それまでは、固定武装のバルカン砲のみという丸腰の状態でスクランブル任務に当たっていました。
敵が中距離ミサイル以上の射程の地対空ミサイルを搭載していれば、航空自衛隊の戦闘機に勝ち目はありません。
それでも、黙々とパイロットたちは任務をこなしてきたのです。
航空自衛隊では、6個航空団と1個航空隊で4機ずつの合計28機の戦闘機が24時間態勢で待機任務に就いています。
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