憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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02090817 | [PR] |
10190800 | 誰がために鐘が鳴る |
ブルネイで開かれたASAN(東南アジア諸国連合)の一連の会議がありました。
外交下手ニッポンは、またまた中国の前に頓挫状態。言いたい事を言うのも、こうした会議で必要なのが外交のはずです。どこかの半島国家のように国連まで出張って行き歴史認識をあれこれ言うのは論外ですが、ASEANで日本としてのビジョンを示すのもリーダーとしては必要なことのはずです。
領土問題を安倍センセが「国際法遵守」と口したら、中国は「当事国以外の国が介入すべきではない」で片付けられてしまいました。
それで終わらせてしまうのが我がニッポンです。
共同通信によれば、安倍センセは集団的自衛権をASEAN加盟国に説明し理解を求めたということですが、集団的自衛権を行使しASEANと共に日本があると見得を切れば、余計な説明はいらなくなりますし、半島や大陸国家からの反発も和らぐはずです。
まあ、集団的自衛権を米国のみに行使しようという狭義の想定しかしていない安倍センセをはじめとする君側の奸ならぬ民側の奸が集う国政の場では、想定すらできないでしょう。
注目されていませんが、ASEAN各国では9割以上の人が日本を「友好関係にある」もしくは「どちらかというと友好関係にある」と世論調査で回答しているのです。同じく9割以上の人が日本を友邦として「信頼できる」「どちらかというと信頼できる」と回答しているのです。
2008年の調査では、「ASEANにとって現在重要なパートナーはどの国か」との設問には「日本」が28.0%、「中国」が29.7%との回答がなされましたが、インドネシア、フィリピン、ベトナムからはASEAN諸国において「平和の維持」に貢献して欲しいとの要望が強くあることを私たちは知るべきです。
米国にのみ特化した集団的自衛権ではなく、近隣諸国に対する集団的自衛権の行使を中心に据え、経済・技術だけではない貢献を考え実行していくべきなのです。
先日、TBSで日本・ベトナム国交樹立40周年スペシャルドラマ『The Partnee~愛しき百年の友へ~』が放映されました。
100年ほど前、ベトナム独立運動の活動家ファン・ボイ・チャウと日本人医師との交流について描かれたものです。
ファン・ボイ・チャウはベトナム独立のために、日本の武力を求めたのに対し、日本は大国フランスの目を気にし、武力援助ではなく人材育成協力の約束を得ますが、フランスの圧力からベトナム独立運動家たちは弾圧されていきます。
当時の外交政策を否定することは誰にでもできますが、こうしたことから教訓を得るのが後世に生きる私たちの務めなのではないでしょうか。
奇しくも中国の圧力に日本の貢献を期待する国の中にベトナムが入っているのです。
ベトナムは1000年にわたり中国から支配され、その後も独立のために闘い続けてきました。そして、ファン・ボイ・チャウの時代にはフランスという西欧列強の支配を受け、日本は表面的支援だけし見捨てたのです。
歴史は繰り返すといいますが、日本人は再び同じことを繰り返すのでしょうか。それがいかに愚かであろうと繰り返していいのでしょうか。
外交下手ニッポンは、またまた中国の前に頓挫状態。言いたい事を言うのも、こうした会議で必要なのが外交のはずです。どこかの半島国家のように国連まで出張って行き歴史認識をあれこれ言うのは論外ですが、ASEANで日本としてのビジョンを示すのもリーダーとしては必要なことのはずです。
領土問題を安倍センセが「国際法遵守」と口したら、中国は「当事国以外の国が介入すべきではない」で片付けられてしまいました。
それで終わらせてしまうのが我がニッポンです。
共同通信によれば、安倍センセは集団的自衛権をASEAN加盟国に説明し理解を求めたということですが、集団的自衛権を行使しASEANと共に日本があると見得を切れば、余計な説明はいらなくなりますし、半島や大陸国家からの反発も和らぐはずです。
まあ、集団的自衛権を米国のみに行使しようという狭義の想定しかしていない安倍センセをはじめとする君側の奸ならぬ民側の奸が集う国政の場では、想定すらできないでしょう。
注目されていませんが、ASEAN各国では9割以上の人が日本を「友好関係にある」もしくは「どちらかというと友好関係にある」と世論調査で回答しているのです。同じく9割以上の人が日本を友邦として「信頼できる」「どちらかというと信頼できる」と回答しているのです。
2008年の調査では、「ASEANにとって現在重要なパートナーはどの国か」との設問には「日本」が28.0%、「中国」が29.7%との回答がなされましたが、インドネシア、フィリピン、ベトナムからはASEAN諸国において「平和の維持」に貢献して欲しいとの要望が強くあることを私たちは知るべきです。
米国にのみ特化した集団的自衛権ではなく、近隣諸国に対する集団的自衛権の行使を中心に据え、経済・技術だけではない貢献を考え実行していくべきなのです。
先日、TBSで日本・ベトナム国交樹立40周年スペシャルドラマ『The Partnee~愛しき百年の友へ~』が放映されました。
100年ほど前、ベトナム独立運動の活動家ファン・ボイ・チャウと日本人医師との交流について描かれたものです。
ファン・ボイ・チャウはベトナム独立のために、日本の武力を求めたのに対し、日本は大国フランスの目を気にし、武力援助ではなく人材育成協力の約束を得ますが、フランスの圧力からベトナム独立運動家たちは弾圧されていきます。
当時の外交政策を否定することは誰にでもできますが、こうしたことから教訓を得るのが後世に生きる私たちの務めなのではないでしょうか。
奇しくも中国の圧力に日本の貢献を期待する国の中にベトナムが入っているのです。
ベトナムは1000年にわたり中国から支配され、その後も独立のために闘い続けてきました。そして、ファン・ボイ・チャウの時代にはフランスという西欧列強の支配を受け、日本は表面的支援だけし見捨てたのです。
歴史は繰り返すといいますが、日本人は再び同じことを繰り返すのでしょうか。それがいかに愚かであろうと繰り返していいのでしょうか。
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