憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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03142214 | [PR] |
03081923 | 自衛官教育の再検討を急げ! |
3月1日から自衛官が起こした事件、ニュースになったものだけで以下の通りです。
海自横須賀基地海士長(21)傷害で懲戒処分、陸自第1混成団3曹淫行で逮捕、元尉官詐欺容疑で起訴猶予、防大生3人準強姦容疑で逮捕、空自官製談合、陸自第1施設団陸士長2人酒気帯び停職処分。にぎやかなことで結構でございます。
歴史観・国家観も結構ですが、倫理観の再教育のほうがはるかに重要であり早急に行わなければならないのではないでしょうか。
冷戦の終結から、自衛官が起こす事件が増えたと思います。
それは、一部では災害などにより自衛隊が国民と触れる機会が増え、隊員の事故を公表しても国民の不評を買わないと判断があるとされていますが、それよりも、国民の目が柔らかくなり、自衛隊の中に慢心が広がり自浄作用が働かなくなったと私は考えています。
抜本的改革を行わない限り、こうした不祥事は頻発することになるでしょう。
昔…といっても冷戦終結までは、制服を着て街を歩けば石が飛んでくるか、〝税金泥棒〟といわれる時代でした。今からは想像もできないでしょうが、自衛官というだけで住民登録が拒否されたり、市町村主催の成人式に入場を阻止されたりと、「人権」に関わるようなことが平然とまかり通っていました。
ですから、国民の目を気にする継子状態でしたが、こうした引け目が自衛隊内に自浄作用が大きく働いていたと私は思います。
今、自衛隊に求められるのは教育システムを再構築が、早急な対策ではないでしょうか。
教育といえば、政府見解と異なる論文を発表し更迭された前航空幕僚長が、統幕学校長時代に設けた「歴史観・国家観」の講座が、ようやく廃止されることが決まりました。
統合幕僚学校は東京目黒にある陸海空の共同機関で、陸海空自衛隊の2佐・1佐級の幹部自衛官を学生に、高級幕僚業務、自衛隊統合運用、安全保障業務などを学びます。一般課程、特別課程、幹部学校合同教育などがあります。指揮幕僚課程(旧陸海軍の陸軍大学校・海軍大学校に相当)を終え入校します。将星への登竜門の一つです。
幹部自衛官は、まず任官前に陸海空でそれぞれ幹部候補生学校で教育されます。
陸自幹候校は福岡県久留米市にあります。防大、一般大学、部内からの一般幹部候補生と防医大出身、一般医大、歯学部出身の医科歯科幹部候補生、部内選抜からの3尉候補生、看護陸曹で看護士国家試験合格者から幹部基礎課程から構成されています。
一般教養、防衛学、戦史、語学、体育、武器などの教育を受けることになっています。
海空も同様の教育が行われます。
私はアンチ田母神ですが、統幕学校でのこうした教育は賛成できません。
なぜ、四十の手習いのようなことをさせる必要があるのか、明確なコンセプトが明らかになっていません。言葉が過ぎるかもしれませんが、学校長権限で講座を設けたというだけのもので、根本的理念がないまま始められたといってもいいのではないでしょうか。
国家観・歴史観の教育を行うのであれば、陸海空の幹候校で行うべきではないでしょうか。これが、私の統幕学校「国家観・歴史観」教育を否定する理由です。
教育の歪みは、階級を問わず問題として顕著になっています。苦労した時代を知りながら、歴史観だ・国家観だと声高に叫ぶ高級幹部も出てきたのが、その証です。
文民統制といいつつ、制服組に配慮する文民では統制できているとはいえません。自衛官に必要なのは、威勢のいい話ではなく、国民に対する忠誠だと思っているのは古いタイプの元自衛官だけでしょうか。
威勢のいい話、それに迎合するのは結構なことですが、だからといって自衛官志望者が増えたという話は聞いたことがありません。そして、民主党による国防軽視・無視については論じられていません。もっと真剣に考えないと、取り返しのつかない事態がくるのは、そう遠い未来ではありません。
海自横須賀基地海士長(21)傷害で懲戒処分、陸自第1混成団3曹淫行で逮捕、元尉官詐欺容疑で起訴猶予、防大生3人準強姦容疑で逮捕、空自官製談合、陸自第1施設団陸士長2人酒気帯び停職処分。にぎやかなことで結構でございます。
歴史観・国家観も結構ですが、倫理観の再教育のほうがはるかに重要であり早急に行わなければならないのではないでしょうか。
冷戦の終結から、自衛官が起こす事件が増えたと思います。
それは、一部では災害などにより自衛隊が国民と触れる機会が増え、隊員の事故を公表しても国民の不評を買わないと判断があるとされていますが、それよりも、国民の目が柔らかくなり、自衛隊の中に慢心が広がり自浄作用が働かなくなったと私は考えています。
抜本的改革を行わない限り、こうした不祥事は頻発することになるでしょう。
昔…といっても冷戦終結までは、制服を着て街を歩けば石が飛んでくるか、〝税金泥棒〟といわれる時代でした。今からは想像もできないでしょうが、自衛官というだけで住民登録が拒否されたり、市町村主催の成人式に入場を阻止されたりと、「人権」に関わるようなことが平然とまかり通っていました。
ですから、国民の目を気にする継子状態でしたが、こうした引け目が自衛隊内に自浄作用が大きく働いていたと私は思います。
今、自衛隊に求められるのは教育システムを再構築が、早急な対策ではないでしょうか。
教育といえば、政府見解と異なる論文を発表し更迭された前航空幕僚長が、統幕学校長時代に設けた「歴史観・国家観」の講座が、ようやく廃止されることが決まりました。
統合幕僚学校は東京目黒にある陸海空の共同機関で、陸海空自衛隊の2佐・1佐級の幹部自衛官を学生に、高級幕僚業務、自衛隊統合運用、安全保障業務などを学びます。一般課程、特別課程、幹部学校合同教育などがあります。指揮幕僚課程(旧陸海軍の陸軍大学校・海軍大学校に相当)を終え入校します。将星への登竜門の一つです。
幹部自衛官は、まず任官前に陸海空でそれぞれ幹部候補生学校で教育されます。
陸自幹候校は福岡県久留米市にあります。防大、一般大学、部内からの一般幹部候補生と防医大出身、一般医大、歯学部出身の医科歯科幹部候補生、部内選抜からの3尉候補生、看護陸曹で看護士国家試験合格者から幹部基礎課程から構成されています。
一般教養、防衛学、戦史、語学、体育、武器などの教育を受けることになっています。
海空も同様の教育が行われます。
私はアンチ田母神ですが、統幕学校でのこうした教育は賛成できません。
なぜ、四十の手習いのようなことをさせる必要があるのか、明確なコンセプトが明らかになっていません。言葉が過ぎるかもしれませんが、学校長権限で講座を設けたというだけのもので、根本的理念がないまま始められたといってもいいのではないでしょうか。
国家観・歴史観の教育を行うのであれば、陸海空の幹候校で行うべきではないでしょうか。これが、私の統幕学校「国家観・歴史観」教育を否定する理由です。
教育の歪みは、階級を問わず問題として顕著になっています。苦労した時代を知りながら、歴史観だ・国家観だと声高に叫ぶ高級幹部も出てきたのが、その証です。
文民統制といいつつ、制服組に配慮する文民では統制できているとはいえません。自衛官に必要なのは、威勢のいい話ではなく、国民に対する忠誠だと思っているのは古いタイプの元自衛官だけでしょうか。
威勢のいい話、それに迎合するのは結構なことですが、だからといって自衛官志望者が増えたという話は聞いたことがありません。そして、民主党による国防軽視・無視については論じられていません。もっと真剣に考えないと、取り返しのつかない事態がくるのは、そう遠い未来ではありません。
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