憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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02241439 | [PR] |
05080700 | 真実の姿 |
20分の素通り視察に避難住民から叱られ、今度は長居をする首相。
この人は、朝令暮改という指針のない行動を揶揄する言葉を知らないのでしょうか。
私の敬愛するパットン将軍は、こう語っています。
「良いと思われる計画を、今すぐ強力に実行する方が、来週、完全な計画を実行するよりずっと良い」
菅さん、他人の意見など耳を貸さないでしょうが、「本や新聞を読めば、新しい世界が広がる。読めばあたなの知層になる」とは、震災後テレビでよく目にしたCMにありました。
讀賣新聞に君塚栄治陸将(統合任務部隊指揮官:東北方面総監)のインタビュー記事がありました。
そこで目を引いたのは、災害派遣隊員が全国から東北方面隊の各駐屯地に集中し、給養関係に支障があることを語っているところです。
「全国から続々と隊員が集まり、基地業務は機能不全となった。例えば駐屯地の給食。効率化を目的に外部委託しているが、震災で業者が被災し、復旧後も普段の5倍や10倍の食事など作れない。基地業務は自衛隊の活動を支える基盤だ。平時を前提にした効率化は再検討すべきだと思う」とあります。
効率化、つまり予算縮減に対応した外部委託を進めてきたことを意味しています。
冷戦の終結で世界に軍縮の嵐が吹き荒れ、その影響が自衛隊にも襲ってきました。左翼系メディア出身の首相により、軍縮がさらに加速され、小泉純一郎による「聖域なき構造改革」で、機能よりも縮小第一となりました。続く、民主党も仕分けなどと称し、国防を数学ではなく算数で施策を続け、結局は前代未聞の10万人派遣を強いることになりました。
世界中の軍隊は、高い自己完結性を持っています。「自己完結」とは、日常(業務)を送るために必要とされるほぼ全てを自らの装備と人員で補う能力」のことをいいます。
つまり、今回の震災で明らかなように、『外部委託』により自衛隊は自己完結性を喪失しているということになります。
誰か思い浮かびませんか?
襟を立てて宝塚気取りの元タレント議員。それから、福耳男。
実態を全く理解せず、数字だけを捉えて算数で政治を行うのは、小学生の学芸会と同じです。
次に目を引いたのは、「米軍は上から下まで『日本を助ける』という意識で統一されていた。ただし問題もあった。当初、彼らには何ができて、何が出来ないのか、わからなかった。災害時に米軍の能力を生かす調整手段がなかったことは今後の課題だ。彼らにとっても相当なジレンマで、調整後は、仙台空港や離島、鉄道、学校の復旧などで実を結んだ」というものです。
先進国として、自国の救援隊で対応しきれないというのは問題ですが、駐留米軍を災害に活用の検討すらされていなかったことは残念であり、君塚陸将のおっしゃる通り、今後は具体的な調整や共同訓練を積み重ねることが必要です。
最後に、「我々が被災者になることは想定していなかった。震災の発生は部隊が動きやすい時間帯だったが、多くの隊員が家族と切り離されてしまった。家族の安否もわからないまま、任務に邁進しなければならなかった。親や妻子など二親等以内の肉親を失った隊員は200人以上、いまだ家族の安否が不明な隊員も90人を超す。本当に頭が下がる」。
派遣されている隊員の実態です。彼らは救護する側でありながらも、救護されなければならない側でもあるのです。そうした事実を、皆さんに知っていただきたい事実です。
彼らは多くを語ろうとはしません。
なぜ、人間がこうも強くなれ、人を助けようとできるのか…使命感だけではないはずです。こうした人間がいることを、ご理解ください。
この人は、朝令暮改という指針のない行動を揶揄する言葉を知らないのでしょうか。
私の敬愛するパットン将軍は、こう語っています。
「良いと思われる計画を、今すぐ強力に実行する方が、来週、完全な計画を実行するよりずっと良い」
菅さん、他人の意見など耳を貸さないでしょうが、「本や新聞を読めば、新しい世界が広がる。読めばあたなの知層になる」とは、震災後テレビでよく目にしたCMにありました。
讀賣新聞に君塚栄治陸将(統合任務部隊指揮官:東北方面総監)のインタビュー記事がありました。
そこで目を引いたのは、災害派遣隊員が全国から東北方面隊の各駐屯地に集中し、給養関係に支障があることを語っているところです。
「全国から続々と隊員が集まり、基地業務は機能不全となった。例えば駐屯地の給食。効率化を目的に外部委託しているが、震災で業者が被災し、復旧後も普段の5倍や10倍の食事など作れない。基地業務は自衛隊の活動を支える基盤だ。平時を前提にした効率化は再検討すべきだと思う」とあります。
効率化、つまり予算縮減に対応した外部委託を進めてきたことを意味しています。
冷戦の終結で世界に軍縮の嵐が吹き荒れ、その影響が自衛隊にも襲ってきました。左翼系メディア出身の首相により、軍縮がさらに加速され、小泉純一郎による「聖域なき構造改革」で、機能よりも縮小第一となりました。続く、民主党も仕分けなどと称し、国防を数学ではなく算数で施策を続け、結局は前代未聞の10万人派遣を強いることになりました。
世界中の軍隊は、高い自己完結性を持っています。「自己完結」とは、日常(業務)を送るために必要とされるほぼ全てを自らの装備と人員で補う能力」のことをいいます。
つまり、今回の震災で明らかなように、『外部委託』により自衛隊は自己完結性を喪失しているということになります。
誰か思い浮かびませんか?
襟を立てて宝塚気取りの元タレント議員。それから、福耳男。
実態を全く理解せず、数字だけを捉えて算数で政治を行うのは、小学生の学芸会と同じです。
次に目を引いたのは、「米軍は上から下まで『日本を助ける』という意識で統一されていた。ただし問題もあった。当初、彼らには何ができて、何が出来ないのか、わからなかった。災害時に米軍の能力を生かす調整手段がなかったことは今後の課題だ。彼らにとっても相当なジレンマで、調整後は、仙台空港や離島、鉄道、学校の復旧などで実を結んだ」というものです。
先進国として、自国の救援隊で対応しきれないというのは問題ですが、駐留米軍を災害に活用の検討すらされていなかったことは残念であり、君塚陸将のおっしゃる通り、今後は具体的な調整や共同訓練を積み重ねることが必要です。
最後に、「我々が被災者になることは想定していなかった。震災の発生は部隊が動きやすい時間帯だったが、多くの隊員が家族と切り離されてしまった。家族の安否もわからないまま、任務に邁進しなければならなかった。親や妻子など二親等以内の肉親を失った隊員は200人以上、いまだ家族の安否が不明な隊員も90人を超す。本当に頭が下がる」。
派遣されている隊員の実態です。彼らは救護する側でありながらも、救護されなければならない側でもあるのです。そうした事実を、皆さんに知っていただきたい事実です。
彼らは多くを語ろうとはしません。
なぜ、人間がこうも強くなれ、人を助けようとできるのか…使命感だけではないはずです。こうした人間がいることを、ご理解ください。
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