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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :03/15/01:30

10210800 手を挙げることだけが人の生きる道なのか

中国外務省の洪磊報道官は16日の定例の記者会見で、中国海軍の7隻の艦艇が沖縄県の先島諸島沖の日本の領海のすぐ外側にある接続水域に一時入ったことについて、その目的などを質問されたのに対し、「関係部門に聞いてほしい」とだけ答え、コメントを避けました。

私はこのコメントを聞いて、台風を避けて航海するコースを選択した結果だと直感しました。

なぜなら、中国の公式会見では針小棒大なものばかりで、こうも素っ気無く答えたのは、そうした裏があったからだと私は感じました。





中国は国益だけでなく、面子が潰されるようなことにも過敏に反応します。

それが、「中越戦争」でした。

ベトナムでクメール・ルージュが政権を奪取し、民主カンプチアの成立を宣言しました。政権奪取後、大量虐殺が行われるようになりました。同時にベトナムとの間での対立も激化し、78年に国境紛争により国交断絶となりました。

ベトナムはカンボジアから亡命していたヘン・サムリンらを支援するという形でカンボジアに侵攻。79年1月プノンペンを攻略し、ヘン・サムリンによる親ベトナム政権が樹立されました。

このポル・ポトの後見役になっていたのが中国です。

ベトナムは中国の反ソ政策に同調せず、中国はベトナムをソ連の手先として鄧小平と華国鋒が開戦を決断しました。

中国からすれば、ベトナム戦争では中国の支援をしたのに、そのベトナムが親ソとなり、中国の援助した武器を使い、中国の友好国であるカンボジアのポル・ポト政権を崩壊させたのは「恩を仇で返す」ようなものという解釈が成り立ちます。

つまり、中国共産党は面子を潰されたから戦争を決断したのです。

こうなると、尖閣諸島を武力侵攻する可能性が高まったかのようですが、備えを怠らなければ何の心配も必要無いと思うのです。

どうしても硬直化した日本の外交には無理でしょうが、現在の他の外患を解決するか、解決できなくとも日本にプラスになるように仕向ける必要があります。

まず、ロシア、北朝鮮をどう誘導するかにかかっています。

ロシアは日本との貿易拡大を願っていますし、北朝鮮にしても日本の援助が欲しいでしょう。現物ではなく、北朝鮮が自立できる技術支援も重要ではないでしょうか。

中国にいいようにされ、鉱産資源を収奪されるより、日本の援助で自立させて貿易が可能なようにしてやるのが得策ではないでしょうか。

そして、何よりの失敗はタイフーンを蹴飛ばして大方の予想通りF-35にしたことです。

タイフーンを買えば、イギリスとのパイプもできますし、軍事交流の機会も増えます。

こう見ると、〝失敗だらけ〟の日本外交が見えてきます。

北朝鮮にしても、確かに「拉致」という問題はありますが、窮余の策として国家犯罪を認めた北朝鮮ですが、面と向かって「拉致」という言葉を敢えて使わず、違った表現で交渉する必要もあるのではないでしょうか。

そして、何よりも解決しなければならないのは、日本にはびこる左翼的宗教思想と決別させることです。

自分が無抵抗だからと手を挙げたところで、皆が皆、赦してくれるとは限りません。殴られるか、刺されるかは相手により決められるのです。

手を挙げて、自分の運命を他人に委ねることが彼らの口にする思想ですが、このようなことは宗教以外に考え付かず、日本の左翼運動は宗教なのです。

これらを払拭して、自分たちの未来を切り拓くのが人間のあるべき姿なのではないでしょうか。

左翼思想の諸君、東日本大震災で活動した自衛隊員を思い出して欲しい。彼らは「国のため」と献身的な努力をしていたか。国のために自己犠牲で活動したのか。

左翼思想を「悪」とは思わないが、日本のより良い姿を模索し、多くを学び誹謗中傷ではなく、理路整然とした主張をして、左右の議論を高め日本を導いて欲しい。今のままでは、ただのバカで終わってしまう。

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