憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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02040553 | [PR] |
12290800 | 安倍晋三の本気度 ~竹島の日式典はいつ開催されるのか?~ |
公約であったはずの「竹島の日」政府主催の式典が見送られました。
公式には、「大統領就任式があるので…」という理由だそうです。
特使として額賀福志郎元財務相を派遣するようですが、一部で(安倍シンパ)は元防衛庁長官であった額賀福志郎の派遣は、「安倍政権は対韓外交を軍事的にも注目している」と手放しで喜んでいますが、額賀福志郎は日韓議員連盟の副会長であり、日韓議連が対韓外交を歪めてきた事実を考えると、特使派遣は手放しで喜べるものではありません。
韓国政府は新大統領を迎え、新たな日韓関係が模索される〝期待〟はできます。
しかし、韓国の大統領が代わったからといって何もかもが変化するものではありません。
韓国は震災直後の3月末に竹島のヘリポート拡張工事に着手し、6月には大韓航空機が竹島上空をデモフライトして日本の領空を侵犯。
あれこれ問題の多かった民主党政権ですが、この領空侵犯に対し民主党政権下の外相が韓国に抗議。外務省職員の1ヶ月間の大韓航空利用を禁止しました。
世間の注目を浴びませんでしたが、日本政府が韓国に対し「報復措置」を取ったのは私の記憶の中ではありません。
民主党政権に「弱腰」と批判が集まりましたが、事実はちょっと違います。弱腰外交は、いわば日本のお家芸で自民党政権時代から引き継がれたものなのです。
この自民党政権の対韓弱腰外交の裏で暗躍したのが、この日韓議員連盟だったのです。
友好促進はけっこうなお話です。しかし、日韓議連は何よりも波風が立たないようにとの宥和路線。トラブルが持ち上がると、御身大切とばかりに問題を解決するのではなく、問題に蓋をして先送りばかり続けてきました。
右向け右の方は覚えていらっしゃると思いますが、竹島問題強硬派とされる3人の議員が鬱陵島視察に訪韓すると金浦空港で入国拒否されましたが、この3人、訪韓前に議連の重鎮である自民党の大物議員から「日韓関係を悪化させるような視察をすべきではない。まさか本当に行くつもりじゃないだろうな」と強烈な圧力がかかったそうです。
歴代の駐韓日本大使を見ると、官僚であり、議連に何らかの接点がある人物がほとんどです。
つまり、自民党政権時代から対韓外交は波風を立てない方針で進められ、トラブルは先送りされてきたということです。
「竹島の日」政府主催の式典見送りも、威勢のいい総裁が息巻いていただけのことで、本音は「波風立てない」という自民党式対韓シフトが実行されただけなのではないでしょうか。
そうした臭いものには蓋外交がわかりやすく表面化したのは2008年のことでした。
時のブッシュ政権は訪韓前に、韓国の要求を受け入れる形で竹島を「独島」と表記するよう大統領指示が出されました。
これに対し、福田自民党政権は「米政府の一機関のやることに過度な反応はしない」と黙殺。
日韓問題で一次帰国していた駐日韓国大使が帰国すると、外務事務官は諸手を挙げて迎え入れました。
このように、トップは選挙用に威勢のいい話ばかりしていたわけですが、民主党を弱腰と批判するならば、自分たちの手は汚れていないかのようですが、弱腰どころか腰砕けで対韓外交を続けてきたのです。
威勢のいい安倍さんですが、式典開催も腰砕け状態ですから、自民党の対韓外交腰砕けは再発している可能性が濃厚なのは誰が見ても明らかです。
何もけんか腰で外交を進めろというのではありません。
威勢のいい言葉を並べ支持を集め、驚異的な勝利が実現したのですから、せめて腰砕けではなく弱腰程度で外交交渉をした欲しいと願うだけなのです。
公式には、「大統領就任式があるので…」という理由だそうです。
特使として額賀福志郎元財務相を派遣するようですが、一部で(安倍シンパ)は元防衛庁長官であった額賀福志郎の派遣は、「安倍政権は対韓外交を軍事的にも注目している」と手放しで喜んでいますが、額賀福志郎は日韓議員連盟の副会長であり、日韓議連が対韓外交を歪めてきた事実を考えると、特使派遣は手放しで喜べるものではありません。
韓国政府は新大統領を迎え、新たな日韓関係が模索される〝期待〟はできます。
しかし、韓国の大統領が代わったからといって何もかもが変化するものではありません。
韓国は震災直後の3月末に竹島のヘリポート拡張工事に着手し、6月には大韓航空機が竹島上空をデモフライトして日本の領空を侵犯。
あれこれ問題の多かった民主党政権ですが、この領空侵犯に対し民主党政権下の外相が韓国に抗議。外務省職員の1ヶ月間の大韓航空利用を禁止しました。
世間の注目を浴びませんでしたが、日本政府が韓国に対し「報復措置」を取ったのは私の記憶の中ではありません。
民主党政権に「弱腰」と批判が集まりましたが、事実はちょっと違います。弱腰外交は、いわば日本のお家芸で自民党政権時代から引き継がれたものなのです。
この自民党政権の対韓弱腰外交の裏で暗躍したのが、この日韓議員連盟だったのです。
友好促進はけっこうなお話です。しかし、日韓議連は何よりも波風が立たないようにとの宥和路線。トラブルが持ち上がると、御身大切とばかりに問題を解決するのではなく、問題に蓋をして先送りばかり続けてきました。
右向け右の方は覚えていらっしゃると思いますが、竹島問題強硬派とされる3人の議員が鬱陵島視察に訪韓すると金浦空港で入国拒否されましたが、この3人、訪韓前に議連の重鎮である自民党の大物議員から「日韓関係を悪化させるような視察をすべきではない。まさか本当に行くつもりじゃないだろうな」と強烈な圧力がかかったそうです。
歴代の駐韓日本大使を見ると、官僚であり、議連に何らかの接点がある人物がほとんどです。
つまり、自民党政権時代から対韓外交は波風を立てない方針で進められ、トラブルは先送りされてきたということです。
「竹島の日」政府主催の式典見送りも、威勢のいい総裁が息巻いていただけのことで、本音は「波風立てない」という自民党式対韓シフトが実行されただけなのではないでしょうか。
そうした臭いものには蓋外交がわかりやすく表面化したのは2008年のことでした。
時のブッシュ政権は訪韓前に、韓国の要求を受け入れる形で竹島を「独島」と表記するよう大統領指示が出されました。
これに対し、福田自民党政権は「米政府の一機関のやることに過度な反応はしない」と黙殺。
日韓問題で一次帰国していた駐日韓国大使が帰国すると、外務事務官は諸手を挙げて迎え入れました。
このように、トップは選挙用に威勢のいい話ばかりしていたわけですが、民主党を弱腰と批判するならば、自分たちの手は汚れていないかのようですが、弱腰どころか腰砕けで対韓外交を続けてきたのです。
威勢のいい安倍さんですが、式典開催も腰砕け状態ですから、自民党の対韓外交腰砕けは再発している可能性が濃厚なのは誰が見ても明らかです。
何もけんか腰で外交を進めろというのではありません。
威勢のいい言葉を並べ支持を集め、驚異的な勝利が実現したのですから、せめて腰砕けではなく弱腰程度で外交交渉をした欲しいと願うだけなのです。
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