忍者ブログ

憂い next ver.

新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

02021543 [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • :02/02/15:43

05030800 中国人権活動家 ~トモダチ関係はいつでも解消される~

第4回米中戦略・経済対話が3日、北京の釣魚台迎賓館で開幕します。






自宅軟禁から脱出し、北京の米大使館に保護されていた人権活動家が、滞在していた米大使館を「自らの意思」で離れ、北京の医療施設に入りました。

一部の報道では、脱出の際にケガをした治療だとの情報もありますが、奇妙な点が浮かんできます。

米国大使館には、医療設備が設備が整えられているはずなのです。

それを敢えて、亡命しかない状況の活動家を中国の病院に入院させたのでしょうか。

米国は人権活動家を見捨ててしまったように映りました。

戦略・経済対話で米国が中国に大きく譲歩した形です。

中国は「米大使館が不正常な方式で陳氏を館内に入れた。中国の内政への干渉に当たる」として「強烈な不満」を表明し、謝罪と調査、責任者の処罰、再発防止を要求しています。

裏取引があったと思えます。

やりたい放題の北朝鮮の首に鈴を付ける役が「中国」ですが、これでは北朝鮮の跳ね返りを増長させるだけではないでしょうか。

米国は対中軍事シフトを構築しようとしていますが、北朝鮮に関しては西太平洋の隅のカルト独裁国の問題というのが本音といわれています。

北朝鮮が核保有して米国が懸念しているのは、核兵器がテロリストの手に渡ることだけともといわれています。北朝鮮が核兵器を開発・保有しても、米国の脅威となる爆撃機やミサイルが存在しないためです。

米国にとり、北朝鮮は核さえ持たなければ、北朝鮮を黙認する腹なのかもしれません。言葉を換えれば、中国が北朝鮮を制御できる証があるかどうか、中国がその責任を果たすかどうかということでしょう。

勢い込んで始めたテロとの戦争で、米国財政は破綻に向かってしまいました。

ベトナム戦争で学んだ、ゲリラと正規軍の戦闘が正規軍にとってどれほど不利なのかを忘れ、対テロ戦争を始め、結局は引っ込みがつかない状況になってしまったのです。

そうした結果、中国人権活動家への措置と私は見ています。

米国はトモダチかもしれませんが、トモダチでいられるのは米国の「国益」に合致するからだけのことです。

今後、米国の国益にそぐわないような事態が起きれば、トモダチ関係は簡単に解消されます。

それを、どれだけの日本人が理解しているのでしょう。

中国に送り返された形になった活動家のように、日本政府と外務当局が対応を誤れば、この活動家のように日本国民は見捨てられることも現実問題として起こり得るのです。

拍手[1回]

PR

+コメントの投稿+

+NAME+
+TITLE+
+FONT+
+MAIL+
+URL+
+COMMENT+
+PASS+
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

+TRACK BACK+

+TRACKBACK URL+