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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/09/05:20

05010800 ヒューマンエラー ~自覚の欠如が招く悲劇~

悲惨な交通事故が多過ぎです。

無免許・居眠り、ボーッとしていたなど、車を運転する自覚に欠けた理由に日本の将来を憂えてしまいます。






自衛隊では航空機事故が起きると陸海空を問わず重大災害として、対応に追われることになります。

空自機が墜落したからといって、陸海が無関係かというとそうではありません。

かなり昔のことですが、空自機が墜落し一般の方の被害はありませんでしたが、とある陸自部隊に緊急指示が飛びました。

空自機のパイロットが、とある陸自部隊の最寄の地域で、ご両親など親族を部隊に呼び寄せるよう手配の依頼が入ったりします。

司令部等の付隊のベテランがまず向かい、ご家族と会い段取りが進められます。

同じ釜の飯を食う仲間ではありませんが、国防を担う仲間として礼遇されることは言うまでもありません。

空自機が海上に墜落すれば、空自航空救難団と海自艦艇が捜索を行います。

こうした航空事故では、メディアの取材が目に余るものどころか、人間性を疑ってしまうような取材が行われます。京都府の少年による無免許事故では、メディアの取材が人間性に欠けたものであったと対応された病院の抗議がありましたが、自衛隊の事故取材も凄いです。

私もメディアの取材を目にしたことがありますが、何か言うと「報道の自由を侵すのか」と目を血走らせて怒鳴り返されます。

何度かメディアに対応すると、このような言葉も納得します。

朝日「偽紳士」、毎日「眉唾」、讀賣「与太者」。これが、言いえて妙だと感じるようになれば、メディア対応免許皆伝です。

パイロットの奥さんに、「こんな重大な事故を旦那さんが起こして、何か皆さんに謝罪の言葉とかありませんか?」なんて平気で言うのです。

テレビなどでは、このような暴言はカットされ、奥さんの言葉だけが放映されるのですが、いかに公務員である自衛隊員の家族とはいえ、このような質問は常軌を逸したものです。

ある空自機の事故では、事故後、奥さんが子供さんとともに、墜落した周辺を謝罪して回ったという話を聞いたことがあります。

空自パイロットのオフレコ~時効でしょうからお話します~で、空自では機体に緊急事態が生じた場合、緊急脱出(ベイルアウト)を積極的に推奨していないというのです。

狭い国土に滑走路があり、付近には民家も多く、墜落による被害を最小限にするため、ギリギリまで機体を保持し続け、最後の最後に緊急脱出を実行するというのです。

それも、整備員に作動しなかったと心配をさせないためだというのです。

自分の命より、他者を守ろうとする姿勢が貫かれているのだと思います。

私も車を運転する者の一人ですが、幸いにもこれまでに人を傷つける事故はまったくありません。

世の運転者の皆さん、車は大きな鉄の塊です。それが、人間の手で操られるのですから、制御を誤れば凶器となることを認識しましょう。

事故は本人よりも、家族に大きな負担を強いることになります。家族を守るためにも、安全運転を!

交通事故で亡くなられた被害者のご冥福を心よりお祈りするとともに、被害に遭われた方のご家族に心からお見舞い申し上げます。

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