憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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02030310 | [PR] |
10230800 | お客様は神様じゃない! |
偉大な昭和を代表する歌手である「三波春夫」氏が産んだ〝お客様は神様です〟という言葉があります。
いつも絶やさぬ笑顔と浪曲で鍛えられた美声は、子供ながらにその存在感の絶対性を感じ取っていました。
三波氏の「お客様は神様です!」の出自を知らず、言葉の意味を理解せず、日本では「お客様は神様」という言葉が一人歩きをし、日本人はいつの頃からか「客」は「神様」になるかのように錯覚するようになりました。
某衣料販売店で店員に土下座させて、それを誇らしげに自慢してた馬鹿がいましたが、警察の英断で強要罪を適用し逮捕されました。
でも、錯覚するのは個々人の問題ですからかまいませんが、それが蔓延する傾向にあり、歴史を知らず、何も学ばず闇雲に「日本は悪い国」と曲解した事実にすがり、日本を誹謗中傷する大陸や半島の住人たちと大差のない愚行であることを、私たちは理解しておかなければなりません。
私たち日本人の中にも、大陸や半島の人たちと同じ遺伝子があるのかもしれません。
ここのところ、タクシーの運転手さんへの暴行事件が目立っています。それも、著名人が多いという嘆かわしい現実があります。
元サッカー日本代表、女優の弟、某人気マンガ誌編集長と目白押し状態。
バカです!
犯罪に手を染めるバカさ加減もありますが、何をどうすれば犯罪になるのか全くわかっていないバカさ加減もあります。
消費者が偉く、商品・サービスの提供者はそれよりも一段下にあるのか。そんなことが絶対にあり得ないことは、良識と常識があれば充分に理解できることです。
実は私たちは見落としがちですが、世の中にはこうした狂った意識を持つ人は少なからず存在しています。
モンスターペアレント、クレーマーなどを見落としています。
こうした人たちは、「金を払ってるんだから」という意識が、こうした狂気じみた要求を当然のようにさせます。
つまり、彼らの中にも「お客様は神様」という認識があるのです。
三波春夫氏の「お客様は神様です」とは、昭和36(1961)年のステージ上で、司会者との掛け合いで生まれたものです。
「三波さんは、お客様をどう思います?」との司会者の問いかけに、「うーん、お客様は神様だと思いますね」と応えたのが最初でした。
三波氏の説明によると、「舞台に立つときは敬虔な心で神に手を合わせた時と同様に心を昇華しなければ、真実の芸はできない」「いかに大衆の心を掴む努力をしなければいけないか、お客様をいかに喜ばせなけえばいけないかを考えなくてはなりません。お金を払い、楽しみを求めて、ご入場なさるお客様に、その代償を持ち帰っていただかなければならない」「お客様は、その意味で、絶対者の集まりなのです。天と地との間に、絶対者と呼べるもの、それは『神』であると私は教えられています」と語っています。
つまり、「お客様は神様」とは、商品・サービスを提供する側の心構えであって、消費する側ではないのです。
大陸・半島性の気質が曲解させているのかもしれません。
ちなみに、「お客様は神様」とは、この舞台を見ていたコメディアンたちがギャグにしたものが世に広めたものです。
日本人も底が浅くなったものです。
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