憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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02030407 | [PR] |
02211446 | 安全神話の崩壊ではない! |
安全神話の崩壊は原発事故で取沙汰されましたが、日本の安全神話の崩壊は原発事故だけではありません。
アルジェリア人質事件も日本の安全神話の崩壊の代表ですが、日本人には「自分だけは大丈夫」という誤った信念のようなものがあり、事に当たる際にはこの「自分だけは…」という発想から始めてしまいます。
この信念は、様々な方面で問題を提起してきました。
昨今話題になったエルピーダメモリーなど、この「自分だけは大丈夫」という信念が大きく影響したものです。
正常な感覚の持ち主であれば、「自分だけは大丈夫」ということに誤りがあったことを認識すれば、そこから事象を精査して何が原因して失敗したかなど様々な対策を講じることができるのですが、日本人はそれすらもしないで終わらせます。
震災で対応した諸機関は、震災対応を検証し問題点・改善点を明らかにし、それをどう改めるのか公にすべきです。
諸機関の足りない部分を我々が補うようにすれば、いつ何時・何が起きても対応ができるようになると私は思うのです。
例えば原発事故で東電や政府などが明らかにした事故の原因は電源喪失ですが、それではその電源をいついかなる時でも確保することができれば、同様の事故は回避できることになるはずです。
堤防のかさ上げ、発電機の高台への移転ではなく、発電機を搭載した車両を電力各社ごとに後方に配備するとか対策はあるはずなのですが…なぜかこうしたところには目が向けられません。
震災で陸自ヘリ部隊はGPSと活動地域の地図の必要性を痛感したと聞き及んでいますが、それに対しどのような手立てがされたのか我々は納税者として知るべきではないでしょうか。
被災者や震災犠牲者に鞭打つようですが、犠牲者の居場所や行動についても公にされ、次の災害に備える資料とすべきではないでしょうか。
震災・原発事故で「安全神話の崩壊」と叫ばれましたが、事実は安全神話の崩壊ではなく、我々日本人の持っていた価値観への警鐘なのだと私は考えています。
私は震災で、「人生何が起きても不思議ではない」と改めて思い知らされました。
自分なりに、震災以後は変わったつもりでいます。
変わることで、自分の守るべきものが守れると考えたからです。
それが正しいのか間違っているのかは、私が死んでからも答えは出ないでしょう。
その答えが出されるのは、私の命にかかわるような災禍が襲ったときです。
それでも私は、震災以後に感じたことを守るつもりでいます。それが、危機管理の基本なのですから。
アルジェリア人質事件も日本の安全神話の崩壊の代表ですが、日本人には「自分だけは大丈夫」という誤った信念のようなものがあり、事に当たる際にはこの「自分だけは…」という発想から始めてしまいます。
この信念は、様々な方面で問題を提起してきました。
昨今話題になったエルピーダメモリーなど、この「自分だけは大丈夫」という信念が大きく影響したものです。
正常な感覚の持ち主であれば、「自分だけは大丈夫」ということに誤りがあったことを認識すれば、そこから事象を精査して何が原因して失敗したかなど様々な対策を講じることができるのですが、日本人はそれすらもしないで終わらせます。
震災で対応した諸機関は、震災対応を検証し問題点・改善点を明らかにし、それをどう改めるのか公にすべきです。
諸機関の足りない部分を我々が補うようにすれば、いつ何時・何が起きても対応ができるようになると私は思うのです。
例えば原発事故で東電や政府などが明らかにした事故の原因は電源喪失ですが、それではその電源をいついかなる時でも確保することができれば、同様の事故は回避できることになるはずです。
堤防のかさ上げ、発電機の高台への移転ではなく、発電機を搭載した車両を電力各社ごとに後方に配備するとか対策はあるはずなのですが…なぜかこうしたところには目が向けられません。
震災で陸自ヘリ部隊はGPSと活動地域の地図の必要性を痛感したと聞き及んでいますが、それに対しどのような手立てがされたのか我々は納税者として知るべきではないでしょうか。
被災者や震災犠牲者に鞭打つようですが、犠牲者の居場所や行動についても公にされ、次の災害に備える資料とすべきではないでしょうか。
震災・原発事故で「安全神話の崩壊」と叫ばれましたが、事実は安全神話の崩壊ではなく、我々日本人の持っていた価値観への警鐘なのだと私は考えています。
私は震災で、「人生何が起きても不思議ではない」と改めて思い知らされました。
自分なりに、震災以後は変わったつもりでいます。
変わることで、自分の守るべきものが守れると考えたからです。
それが正しいのか間違っているのかは、私が死んでからも答えは出ないでしょう。
その答えが出されるのは、私の命にかかわるような災禍が襲ったときです。
それでも私は、震災以後に感じたことを守るつもりでいます。それが、危機管理の基本なのですから。
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