憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
|
02021357 | [PR] |
07231241 | 本当にこれでいいのか? |
オスプレイ導入、配備先がとんとん拍子に決められていっています。
お買い物大好きの自衛隊(防衛省)ですから当然の成り行きではありますが、かつては建設ありきで進められた利権の温床公共事業の見積りの甘さと同じです。
どれほど杜撰な選定かと言えば、評価用予算を計上はしましたが、オスプレイを飛ばせるパイロットも居なければ、整備できる整備員も居ない。無い無い尽くしでオスプレイを買って、どうしようと言うのか見当もつきません。
自衛隊予備自衛官の下にある賛助隊員が諸手を挙げて賛成していますが、「とにかく買う!」を優先させています。調達価格も言い値(調達コスト)、運用コストは闇の中、オスプレイの導入で予算が食われ、他の陸自予算は削られることは必至で、離島防衛に役立つはずの機動戦闘車はどうなるのでしょうか。
私もオスプレイの技術的な問題を疑っていましたが、米陸軍がなぜかオスプレイを導入していません。
オスプレイは着陸時にヘリモードに切り替えられ着陸しますが、ヘリと比べて着陸まで時間がかかり、空中機動性もヘリとは比べ物にならないほど劣るとされ、ヘリような急旋回やダイブができません。
米陸軍のヘリボーン作戦では、敵の対空砲火にさらされ撃墜されやすく、スタブ翼もなく武装はほとんど無理となれば、米陸軍がオスプレイを敬遠したのも理解できます。
利点はオスプレイはヘリと比較され巡航速度が速いことですが…
MV-22:443km/h
CH-47:265km/h
UH-60: 278km/h
UH-1 : 200km/h
AH-1S:228㎞/h
AH-64:210km/h
このようにオスプレイの高速性が抜きん出ているのがわかります。
自衛隊とメディアは、オスプレイを離島防衛に投入するとしていますが、これだけの韋駄天に付いて行ける護衛を担う機がありません。
輸送機としてもヘリに比べて速度の速いオスプレイでも、固定翼機にはかないません。ヘリよりも速く、固定翼輸送機よりも遅いという中途半端な機であり、空中機動はヘリほどではないというこれまた中途半端です。
離島防衛に投入するのはけっこうなことですが、このままだと太平洋戦争末の「義烈空挺隊」のような機を強行着陸させるコマンド作戦でもするかのようです。
防衛大臣はオスプレイは、ひゅうが・いずもなどにCH-47を搭載すると、整備のために艦内の整備エリアに運ぶためには、ローダーブレードを取り外し必要があり手間がかかるが、オスプレイはローター・ブレードがたためるとして導入の理由の一つにしていますが、艦艇で運用を考えられているヘリはローター・ブレードは折畳み可能です。
ちなみにCH-47は搭載量・機内容積もオスプレイよりも大きく、海自が運用しているMH-53、MCH-101はオスプレイよりも搭載量が大きく、オスプレイは速度と航続距離でヘリよりも優れているといだけなのです。
おまけに調達コストも運用コストもヘリよりも高くつき、オスプレイを導入するメリットは速度と航続距離だけとなります。
お買い得(オスプレイよりも安価)で、オスプレイよりも搭載量の大きいヘリは世界中を見渡せば様々なヘリがあります。
それを無視して、オスプレイを導入することは、自衛隊が運用することで沖縄に配備された米海兵隊のオスプレイに対する不安感を払拭するのに役立ちますが、2千億円以上の予算を投入して不安を払拭するだけとは、費用対効果を考えると納税者として納得できません。
離島防衛を真面目に考えるのであれば、陸自は特殊部隊の拡充、装備の見直し、専用の輸送機採用(固定翼・回転翼)、海自は強襲揚陸艦等の輸送艦の拡充、固定翼機の運用が可能な小型空母の導入、空自はF-35だけでなく戦闘機・戦闘攻撃機等の導入などやるべきことは山ほどあります。
武器は玩具ではないのです。必要なものを必要な分だけ、時間を置かず採用し配備しなければなりません。
米国にゴマをするためにお買い物するほど、日本に余裕はありません。
お買い物大好きの自衛隊(防衛省)ですから当然の成り行きではありますが、かつては建設ありきで進められた利権の温床公共事業の見積りの甘さと同じです。
どれほど杜撰な選定かと言えば、評価用予算を計上はしましたが、オスプレイを飛ばせるパイロットも居なければ、整備できる整備員も居ない。無い無い尽くしでオスプレイを買って、どうしようと言うのか見当もつきません。
自衛隊予備自衛官の下にある賛助隊員が諸手を挙げて賛成していますが、「とにかく買う!」を優先させています。調達価格も言い値(調達コスト)、運用コストは闇の中、オスプレイの導入で予算が食われ、他の陸自予算は削られることは必至で、離島防衛に役立つはずの機動戦闘車はどうなるのでしょうか。
私もオスプレイの技術的な問題を疑っていましたが、米陸軍がなぜかオスプレイを導入していません。
オスプレイは着陸時にヘリモードに切り替えられ着陸しますが、ヘリと比べて着陸まで時間がかかり、空中機動性もヘリとは比べ物にならないほど劣るとされ、ヘリような急旋回やダイブができません。
米陸軍のヘリボーン作戦では、敵の対空砲火にさらされ撃墜されやすく、スタブ翼もなく武装はほとんど無理となれば、米陸軍がオスプレイを敬遠したのも理解できます。
利点はオスプレイはヘリと比較され巡航速度が速いことですが…
MV-22:443km/h
CH-47:265km/h
UH-60: 278km/h
UH-1 : 200km/h
AH-1S:228㎞/h
AH-64:210km/h
このようにオスプレイの高速性が抜きん出ているのがわかります。
自衛隊とメディアは、オスプレイを離島防衛に投入するとしていますが、これだけの韋駄天に付いて行ける護衛を担う機がありません。
輸送機としてもヘリに比べて速度の速いオスプレイでも、固定翼機にはかないません。ヘリよりも速く、固定翼輸送機よりも遅いという中途半端な機であり、空中機動はヘリほどではないというこれまた中途半端です。
離島防衛に投入するのはけっこうなことですが、このままだと太平洋戦争末の「義烈空挺隊」のような機を強行着陸させるコマンド作戦でもするかのようです。
防衛大臣はオスプレイは、ひゅうが・いずもなどにCH-47を搭載すると、整備のために艦内の整備エリアに運ぶためには、ローダーブレードを取り外し必要があり手間がかかるが、オスプレイはローター・ブレードがたためるとして導入の理由の一つにしていますが、艦艇で運用を考えられているヘリはローター・ブレードは折畳み可能です。
ちなみにCH-47は搭載量・機内容積もオスプレイよりも大きく、海自が運用しているMH-53、MCH-101はオスプレイよりも搭載量が大きく、オスプレイは速度と航続距離でヘリよりも優れているといだけなのです。
おまけに調達コストも運用コストもヘリよりも高くつき、オスプレイを導入するメリットは速度と航続距離だけとなります。
お買い得(オスプレイよりも安価)で、オスプレイよりも搭載量の大きいヘリは世界中を見渡せば様々なヘリがあります。
それを無視して、オスプレイを導入することは、自衛隊が運用することで沖縄に配備された米海兵隊のオスプレイに対する不安感を払拭するのに役立ちますが、2千億円以上の予算を投入して不安を払拭するだけとは、費用対効果を考えると納税者として納得できません。
離島防衛を真面目に考えるのであれば、陸自は特殊部隊の拡充、装備の見直し、専用の輸送機採用(固定翼・回転翼)、海自は強襲揚陸艦等の輸送艦の拡充、固定翼機の運用が可能な小型空母の導入、空自はF-35だけでなく戦闘機・戦闘攻撃機等の導入などやるべきことは山ほどあります。
武器は玩具ではないのです。必要なものを必要な分だけ、時間を置かず採用し配備しなければなりません。
米国にゴマをするためにお買い物するほど、日本に余裕はありません。
PR
- +TRACKBACK URL+