憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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02030640 | [PR] |
04030800 | 安倍さん、やるべき事をやってください! |
朝鮮半島が北朝鮮の挑発で完全に泥沼化しています。
日本ではあまり見かけませんが、非常に危険な兆候だと私は認識しています。
安全神話、危機管理意識の無い国家ですから当然といえば当然なのかもしれません。
私は家庭環境、自衛官経験、精神的なものから来る現実・悲観主義者のせいか、どうしても朝鮮半島から漂うきな臭さに反応してしまいます。
4月1日、ニュースになりましたが、朝鮮半島の有事に備え、駐韓タイ大使に対しタイ政府が4万人余りの在留タイ市民を退避させる計画立案を指示しました。
北朝鮮が韓国と「戦時状況」にあるとの宣言を受けた措置で、軍事衝突が起きた場合に、韓国南部の主要都市に緊急避難施設を設けたり、日本に脱出するための航空機や船舶を確保することなどが検討されるとされています。
フィリピンでも韓国に在留するフィリピン人に対し、避難準備を進めるよう呼びかけているそうです。
日本ではどうなのか???
資料によると、韓国の在留邦人は3万人超、旅行者も含めるとその数は増えるでしょうし、タイのように日本との友好国等から支援を求められた場合、日本人だけでなく友好国の国民も救出に当たることになり、10万人単位の救出という自衛隊史上最大の有事救出作戦が行われることになるでしょう。
しかし、この国は法治国家を名乗る「法縛国家」ですから、法律に規程の無いことは出来ないと解釈されます。
それが、いかに緊急・緊要なものであっても、「法」の精神を無視して「法」に従う日本国の現実があります。
アルジェリア人質事件後、案の定、時間の経過と共に何ら検証もされず有耶無耶にされましたが、一時取り上げられましたが、自衛隊には「邦人輸送」任務はありますが、「邦人救出」任務は存在していません。
それだけでなく、前にもお話しましたが、韓国との間には日本人救出に何ら取り決めがなされていません。自衛隊の航空機・艦艇による救出となれば、韓国内の自衛隊に対する反発もあり、朝鮮半島有事でも日本国民は黙殺される可能性があるのです。むしろ、自衛隊が救出に出向けば、韓国に皆さんも自衛隊に救出を求めるでしょうが…。
邦人輸送は自衛隊法第83条の3に規程されています。
防衛大臣は、外務大臣から外国における災害、騒乱その他の緊急事態に際して生命又は身体の保護を要する邦人の輸送の依頼があつた場合において、当該輸送の安全について外務大臣と協議し、これが確保されていると認めるときは、当該邦人の輸送を行うことができる。この場合において、防衛大臣は、外務大臣から当該緊急事態に際して生命又は身体の保護を要する外国人として同乗させることを依頼された者を同乗させることができる。
〝当該輸送の安全について外務大臣と協議し、これが確保されていると認めるとき〟に自衛隊による輸送が可能で、危険である場合は自衛隊は動けないのです。
闇雲に自衛隊が行けばいい!とは、ネトウヨのように言いませんが、国民の生命と財産を守るべき自衛隊が、何の行動も出来ないでは済まされないはずですし、そうした事態に対応できるよう隊員は宣誓し日々訓練を重ねているのです。
それは、東日本大震災・福島原発事故で国民の目に触れることが出来ました。
東日本大震災で、国民から多くの賛辞を得られたのは、自衛隊の活動と国民の求めるものが合致したからであり、国民の期待に応えたからです。
しかし、現実に朝鮮半島有事となった場合、これが全く出来ないのです。
日本ではなかなか理解されませんが、北朝鮮が核兵器を保有すれば、朝鮮半島の軍事バランスが崩壊し、北朝鮮による南進も現実味を帯びてきます。
それは、「核」と「ミサイル」により、米国の動きを封じ込めることが可能となり、北朝鮮の軍事行動に米国の報復は、米国本土攻撃の可能性が高まり武力制裁に躊躇するのは当然です。
逆に言えば、北朝鮮が本格的な「核」「ミサイル」の運用を始める前に、米国は北朝鮮に対し軍事行動を取る可能性も非常に高まっている現実があるのです。
にもかかわらず、この国の政府は参院選公約、主権回復式典、消費税引き上げなど、朝鮮半島情勢などどこ吹く風状態の我が日本国。
「備えあれば憂いなし」とは、中国最古の王朝である殷の宰相の言葉だそうですが、やはりこの言葉は日本には馴染まないようです。
看板だけタカ派の安倍さん、やるべき事をやってください!
日本ではあまり見かけませんが、非常に危険な兆候だと私は認識しています。
安全神話、危機管理意識の無い国家ですから当然といえば当然なのかもしれません。
私は家庭環境、自衛官経験、精神的なものから来る現実・悲観主義者のせいか、どうしても朝鮮半島から漂うきな臭さに反応してしまいます。
4月1日、ニュースになりましたが、朝鮮半島の有事に備え、駐韓タイ大使に対しタイ政府が4万人余りの在留タイ市民を退避させる計画立案を指示しました。
北朝鮮が韓国と「戦時状況」にあるとの宣言を受けた措置で、軍事衝突が起きた場合に、韓国南部の主要都市に緊急避難施設を設けたり、日本に脱出するための航空機や船舶を確保することなどが検討されるとされています。
フィリピンでも韓国に在留するフィリピン人に対し、避難準備を進めるよう呼びかけているそうです。
日本ではどうなのか???
資料によると、韓国の在留邦人は3万人超、旅行者も含めるとその数は増えるでしょうし、タイのように日本との友好国等から支援を求められた場合、日本人だけでなく友好国の国民も救出に当たることになり、10万人単位の救出という自衛隊史上最大の有事救出作戦が行われることになるでしょう。
しかし、この国は法治国家を名乗る「法縛国家」ですから、法律に規程の無いことは出来ないと解釈されます。
それが、いかに緊急・緊要なものであっても、「法」の精神を無視して「法」に従う日本国の現実があります。
アルジェリア人質事件後、案の定、時間の経過と共に何ら検証もされず有耶無耶にされましたが、一時取り上げられましたが、自衛隊には「邦人輸送」任務はありますが、「邦人救出」任務は存在していません。
それだけでなく、前にもお話しましたが、韓国との間には日本人救出に何ら取り決めがなされていません。自衛隊の航空機・艦艇による救出となれば、韓国内の自衛隊に対する反発もあり、朝鮮半島有事でも日本国民は黙殺される可能性があるのです。むしろ、自衛隊が救出に出向けば、韓国に皆さんも自衛隊に救出を求めるでしょうが…。
邦人輸送は自衛隊法第83条の3に規程されています。
防衛大臣は、外務大臣から外国における災害、騒乱その他の緊急事態に際して生命又は身体の保護を要する邦人の輸送の依頼があつた場合において、当該輸送の安全について外務大臣と協議し、これが確保されていると認めるときは、当該邦人の輸送を行うことができる。この場合において、防衛大臣は、外務大臣から当該緊急事態に際して生命又は身体の保護を要する外国人として同乗させることを依頼された者を同乗させることができる。
〝当該輸送の安全について外務大臣と協議し、これが確保されていると認めるとき〟に自衛隊による輸送が可能で、危険である場合は自衛隊は動けないのです。
闇雲に自衛隊が行けばいい!とは、ネトウヨのように言いませんが、国民の生命と財産を守るべき自衛隊が、何の行動も出来ないでは済まされないはずですし、そうした事態に対応できるよう隊員は宣誓し日々訓練を重ねているのです。
それは、東日本大震災・福島原発事故で国民の目に触れることが出来ました。
東日本大震災で、国民から多くの賛辞を得られたのは、自衛隊の活動と国民の求めるものが合致したからであり、国民の期待に応えたからです。
しかし、現実に朝鮮半島有事となった場合、これが全く出来ないのです。
日本ではなかなか理解されませんが、北朝鮮が核兵器を保有すれば、朝鮮半島の軍事バランスが崩壊し、北朝鮮による南進も現実味を帯びてきます。
それは、「核」と「ミサイル」により、米国の動きを封じ込めることが可能となり、北朝鮮の軍事行動に米国の報復は、米国本土攻撃の可能性が高まり武力制裁に躊躇するのは当然です。
逆に言えば、北朝鮮が本格的な「核」「ミサイル」の運用を始める前に、米国は北朝鮮に対し軍事行動を取る可能性も非常に高まっている現実があるのです。
にもかかわらず、この国の政府は参院選公約、主権回復式典、消費税引き上げなど、朝鮮半島情勢などどこ吹く風状態の我が日本国。
「備えあれば憂いなし」とは、中国最古の王朝である殷の宰相の言葉だそうですが、やはりこの言葉は日本には馴染まないようです。
看板だけタカ派の安倍さん、やるべき事をやってください!
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