憂い next ver.
新・元自衛官の憂い
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02041344 | [PR] |
12230800 | 地震・雷・火事・親父=備え有れば憂い無し |
政府の地震調査委員会が、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を表示した「全国地震予測地図」を2年ぶりに更新し公表されました。
新聞などによると、「想定外の巨大地震が起きた教訓を踏まえ三陸沖中部から房総沖で地震規模の想定を引き上げたほか、余震が今後も活発に続くため、関東で確率が大きく上昇。大震災でひずみが解消された宮城県沖地震を想定から除外した影響で、仙台市では確率がやや低下した」と解説されています。
相変わらずです。
何が相変わらずかというと、あくまでも「予測」であり、これが当たらなくとも誰も責任が問われるものではないというのに、大きく扱う必要性はどこにも私には見い出せません。
何せ、あの巨大地震でさえ「予測」出来なかった連中のやっていることです。予測を信じろと言われても、鵜呑みに出来ないのは至極当然のことです。
ガイア仮説をご存知でしょうか。
地球と生物が相互に関係し合い、地球環境を構成しているという地球生命体説です。
私は信奉者ではありませんが、地球は活動しているという観点から見れば、生命体とまでは言えないまでも、活動=周期的なものは人間の病気と同じように起きないと思っています。
その一つが「地震」だと私は考えています。
新聞などの記事によると、「東日本大震災の巨大地震を予測できなかった反省から昨年11月、同じタイプの巨大地震は、マグニチュード9.0規模なら約600年間隔で起きるとする改訂版長期評価を公表。今回の全国図に反映させた」とありますが、マグニチュード9.0規模の巨大地震と呼ばれる地震の周期が約600年というのは何を根拠にしているのかわかりません。
資料を繰ると、日本の歴史上マグニチュード9.0規模の地震は、日本では東日本大震災以外に存在していません。
これまでは、マグニチュード8クラスの地震は、貞観地震(869年)、慶長三陸地震(1611年)、明治三陸地震(1896年)、昭和三陸地震(1933年)、十勝沖地震(1968年)となっており、約600年間隔は当てはまりません。
貞観地震を研究している箕浦幸治東北大教授は、「津波災害は繰り返す」としていますが、津波による堆積物の年代測定から“過去3000年間に3度、津波が遡上したと試算された”、“津波による海水の遡上が800年から1100年に一度発生している”と公表しています。
地震調査研究本部のいう、約600年間隔はここにも当てはまりません。
しかし、明確な周期ではないにしても、東北地方、とりわけ宮城県沖を震源とする巨大津波により甚大な被害があったのは歴史的に見ても明白であるにもかかわらず、地震研究者たちは東日本大震災後から「想定外」という言葉で予測の失敗を糊塗しました。
そういえば、震災・原発事故後に、「(福島第一原発事故は)神の仕業としか説明出来ない」と言った議員センセイがいらっしゃいました。
想定外の地震により原発事故が起き、それを〝神の仕業〟と言ったつもりなのでしょうが、国民の生命・財産を守るべきお方が、神話で自分たちのミスを言い訳しようとは片腹痛い話です。
このように、地震大国でありながら、当たるかどうかもわからない地震予知に莫大な予算が費やされ、本当に必要な防災に予算が回されていない現実があります。
資料などを見ると、ナマズが地震を予知するかの研究に1億円を超す予算が振り分けられ、出された答えはナマズの地震予知は3割程度。
地震とナマズの関係は、「地面の下に巨大なナマズがおり、これが暴れて大地震が起きる」という迷信が元であり、ナマズが地震を予知するなど、根拠はいたって薄弱なのです。
それに1億円超が投じられているのですから、常軌を逸しているとしか言えないのが、我が国の地震研究の実態です。
日本はこれまでに3000億円の予算が地震予知に費やされ、東日本大震災で「想定外」では、お話になりません。
予知も重要であり、人々が期待したいのは理解しますが、それよりも地震に強い国・地域を作ることが先決なのではないでしょうか。我々は地震大国で暮らしているのですから…。
新聞などによると、「想定外の巨大地震が起きた教訓を踏まえ三陸沖中部から房総沖で地震規模の想定を引き上げたほか、余震が今後も活発に続くため、関東で確率が大きく上昇。大震災でひずみが解消された宮城県沖地震を想定から除外した影響で、仙台市では確率がやや低下した」と解説されています。
相変わらずです。
何が相変わらずかというと、あくまでも「予測」であり、これが当たらなくとも誰も責任が問われるものではないというのに、大きく扱う必要性はどこにも私には見い出せません。
何せ、あの巨大地震でさえ「予測」出来なかった連中のやっていることです。予測を信じろと言われても、鵜呑みに出来ないのは至極当然のことです。
ガイア仮説をご存知でしょうか。
地球と生物が相互に関係し合い、地球環境を構成しているという地球生命体説です。
私は信奉者ではありませんが、地球は活動しているという観点から見れば、生命体とまでは言えないまでも、活動=周期的なものは人間の病気と同じように起きないと思っています。
その一つが「地震」だと私は考えています。
新聞などの記事によると、「東日本大震災の巨大地震を予測できなかった反省から昨年11月、同じタイプの巨大地震は、マグニチュード9.0規模なら約600年間隔で起きるとする改訂版長期評価を公表。今回の全国図に反映させた」とありますが、マグニチュード9.0規模の巨大地震と呼ばれる地震の周期が約600年というのは何を根拠にしているのかわかりません。
資料を繰ると、日本の歴史上マグニチュード9.0規模の地震は、日本では東日本大震災以外に存在していません。
これまでは、マグニチュード8クラスの地震は、貞観地震(869年)、慶長三陸地震(1611年)、明治三陸地震(1896年)、昭和三陸地震(1933年)、十勝沖地震(1968年)となっており、約600年間隔は当てはまりません。
貞観地震を研究している箕浦幸治東北大教授は、「津波災害は繰り返す」としていますが、津波による堆積物の年代測定から“過去3000年間に3度、津波が遡上したと試算された”、“津波による海水の遡上が800年から1100年に一度発生している”と公表しています。
地震調査研究本部のいう、約600年間隔はここにも当てはまりません。
しかし、明確な周期ではないにしても、東北地方、とりわけ宮城県沖を震源とする巨大津波により甚大な被害があったのは歴史的に見ても明白であるにもかかわらず、地震研究者たちは東日本大震災後から「想定外」という言葉で予測の失敗を糊塗しました。
そういえば、震災・原発事故後に、「(福島第一原発事故は)神の仕業としか説明出来ない」と言った議員センセイがいらっしゃいました。
想定外の地震により原発事故が起き、それを〝神の仕業〟と言ったつもりなのでしょうが、国民の生命・財産を守るべきお方が、神話で自分たちのミスを言い訳しようとは片腹痛い話です。
このように、地震大国でありながら、当たるかどうかもわからない地震予知に莫大な予算が費やされ、本当に必要な防災に予算が回されていない現実があります。
資料などを見ると、ナマズが地震を予知するかの研究に1億円を超す予算が振り分けられ、出された答えはナマズの地震予知は3割程度。
地震とナマズの関係は、「地面の下に巨大なナマズがおり、これが暴れて大地震が起きる」という迷信が元であり、ナマズが地震を予知するなど、根拠はいたって薄弱なのです。
それに1億円超が投じられているのですから、常軌を逸しているとしか言えないのが、我が国の地震研究の実態です。
日本はこれまでに3000億円の予算が地震予知に費やされ、東日本大震災で「想定外」では、お話になりません。
予知も重要であり、人々が期待したいのは理解しますが、それよりも地震に強い国・地域を作ることが先決なのではないでしょうか。我々は地震大国で暮らしているのですから…。
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