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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :02/28/05:37

06030700 「一定の目途がついた段階で、若い世代に引き継ぎたい」

茶番劇でした。

不信任決議案を突きつけられ、菅直人首相は国会内で開かれた民主党の代議士会で退陣の意向を示しました。

それまで、不信任案への賛成を表明していた鳩ポッポ前首相は、「重大な決意をされた」と評価し、手のひらを返して否決するよう呼びかけました。

ただ、相変わらずの曖昧な話です。

「大震災への取り組みに一定の目途がついた段階、一定の役割を果たした段階で、若い世代に責任を引き継いでほしいと考えている。その責任を、皆様とともに果たさせて欲しい」

期日の書き込まれていない〝約束手形〟で、不信任賛成から反対に回るとは、さすが鳩ポッポさんです。







「正常性バイアス」という言葉があります。外界からの強烈な刺激に対し、理知的動物がそれを心理で抑制し、慌てないようにしてしまうことだそうです。

心理学の見地でのことですが、私は生死に関わるような危険を体感し、無事に生き延びられたら、生きていくために次の段階に進むのだと思います。食事、睡眠、自分の体調などに目が行くようになります。次の〝段階〟に進むのはいわば日常生活への復帰だと思うのです。

冷めた我が家のような夫婦関係でも、嫁さんは震災直後から大きな揺れで不安もあったでしょうが、隣にはサバイバルに長けた旦那がいて、不安になる思いは旦那を目にするだけで安心する。冷めていた関係はどこへやら…といった状態だったようです。

しかし、日常生活の回復とともに、冷めた夫婦関係を思い出し、旦那の生命保険で…などと考えるようになるでしょう。あの時…といったところでしょうか。

この段階は、今回の震災でいえば、現在の状態、責任追及を始める時期ではないでしょうか。

私は、菅直人首相の問題点は、責任を取るということを全くしないまま、「手柄は全て自分のもの」、失敗したら「責任転嫁」ということを繰り返し続けてきたということです。

中でも最大の問題点は、教訓を得ようとはしない傲慢さにあります。学習能力が無いということです。全てが、自分の権力の座に留まらせるパフォーマンスとしか見ていないことです。

国民のことなど、全く眼中にはありません。

個人的には責任を追及しても、何も得られるものではないと思っています。むしろ、大切なことは、そこから何を学び次に活かしていけるかです。それが全く出来ていないのが、菅直人という人物です。

今回の不信任決議を「政争」と見ている人が少なくありませんが、私は「政争」ではないと思っています。

自民党は、菅直人首相に「辞任」を迫り、「あなたがいなくなれば、いくらでも協力する」と谷垣総裁が言っていました。

鳩ポッポさん、ご大家の御曹司なのはわかりますが、自己保身の権化、菅直人の空手形に騙されないといいのですが。

腹黒克也幹事長は、「鳩山由紀夫前首相の述べた平成23年度第二次補正予算案と復興基本法案の成立は辞任の条件ではない」と記者団に語っています。これって、空手形だという前振りなのではないでしょうか。

松木けんこうさん、自分の信ずる道を選択したあなたは立派です。曖昧な民主党の中で、そうではない人物がいてくれたことを知りました。機会があれば、松木けんこうさんを応援したいと思います。

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