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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/20/13:01

07010800 説得力のない話

森本防衛相は19日の参院外交防衛委員会で、米空軍の垂直離着陸機「オスプレイ」墜落事故に関し、米側から提供される事故原因の情報をもとに、防衛省内に設置する専門家チームで独自に安全評価を行う方針を明らかにしました。

私には森本防衛相は理解できないことをしようとしているように見えます。






ミシュランガイドが日本国内の飲食店の評価をしましたが、巷では話題になりましたが、酷評されていたのをご存知でしょうか?

外国の方が日本の料理を評価するというのは、無理な話であり、料理は文化ですから、人それぞれ味覚が違います。

皆さんでも経験ありませんか、「美味しい!」と教えられた店が思っていたほど美味しく感じなかったこと。

今回の森本防衛相のやろうとしていることは、欧米人が日本料理を格付けするどろこか、「オスプレイ」が海のものとも山のものともつかない自衛隊が安全評価するというのですから、森本氏の防衛相就任にはこだわらなかった私ですが、これは森本氏の勇み足か防衛官僚の甘言に乗せられたと思います。

なぜ問題視しているか、それは単純明快です。

日本はオスプレイを運用していませんし、操縦訓練すら受けた人間はいないはずです。

それなのに、アメリカ側の情報を基に安全評価などおこがましい話です。

未知の世界のものを、どう評価しようというのでしょう。

日本がすでにオスプレイを導入し運用しているのであれば、納得もしますし合理的な話です。

これはミシュランガイドが日本料理を評価する以上に困難であり、まったく意味のない徒労に終わるものです。

さらに、機体に問題が無く操縦に問題があったとなった場合、オスプレイの安全性が証明されたといえるのでしょうか。

沖縄に配備されるオスプレイを操縦するパイロットを、日本で技能検定でもしなければ問題は解決できなくなります。

最先端技術のオスプレイですが、大統領専用ヘリである「マリーンワン」への採用が検討されましたが、安全性への懸念から除外された事実があります。これが、機体への不安なのか、操縦手の慣熟の問題なのかは明らかになっていませんが、少なからずオスプレイは疑惑のある機であることに変わりはないと思います。

新し物好きな日本人は、とかく何でも受け入れてしまいますが、オスプレイだけは眉に唾してアメリカの話を聞くべきでしょう。

オスプレイのようなティルトローター機は、これまで研究が積み重ねられてきましたが、実用化された初の機体であることを忘れてはならないでしょう。

ライト兄弟の飛ばした「ライトフライヤー号」と同じなのです。

ティルトローター機の素晴らしさは、誰よりもわかっているつもりです。

アメリカの配備決定に日本が異を唱えることができないのも理解しています。

そして、アメリカの東日本大震災の時の好意もわかっています。

しかし、だからといってすべてを同じ次元で捉えることはできませんし、問題に目をつぶってしまうことは、果たして真のトモダチがすべきことなのでしょうか。

大きな問題を内在するオスプレイの配備、沖縄だけの問題ではないことを私たちは肝に銘じておくべきです。

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