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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :03/29/22:27

03130800 誤解が渦巻く日本

合従連衡(がっしょうれんこう)という言葉をご存知でしょうか。

中国戦国時代の戦略の一つで、春秋戦国時代、強大化しつつあった秦と、周辺6ヵ国(韓、魏、趙、燕、楚、斉)の外交政策として当時の思想家によって考えられたものです。

6ヵ国は共に同盟し、協力して秦の圧力を防ごうとしました。これが「合従」、これに対抗して秦は個別に同盟関係を持ちかけ連合を分断(連衡)し合従策を崩壊させ6ヵ国はやがて秦によって亡ぼされることになります。

このように、領土問題は隣接する国家が手を組み大きな敵に立ち向かうことを考えなければなりません。




しかし、この国は「寄らば大樹の陰」とばかりに日米同盟に固執していますが、これは大きな誤解ではないでしょうか。

日本は隣接する各国との間に領土問題が存在しています。ロシア・韓国・北朝鮮・中国・台湾と隣接する全ての国と領土問題が存在しています。

これだけ問題を抱えているのに、我が国は日米同盟を金科玉条とし、お隣にトモダチを作らないできました。

「集団的自衛権」に答えを出さず、自分さえ良ければそれでよしとする考えは稚拙すぎるものであり、日本人の隠れた気質である「自己中」そのままです。

外交は国や文化、慣習を超えた人間同士の営みの一つですから、トモダチ作りも重要な外交戦術ではないでしょうか。

『朝日新聞』に〝尖閣監視へ退役海自艦〟との記事がありました。

海保が海自から退役する護衛艦を譲り受け巡視船に転用することが検討されているというものです。

海保は職員数約12,000人、予算は約1800億円、約52%が人件費とされています。

我が国は海洋を含めると面積で世界第6位の広さで、この海保の人員で海洋権益の保全ができるわけがありません。

海自艦艇を海保が譲渡される前に、海保をまず国土交通省の外局から外し、内閣府の内部部局とするなどやらなければならないことはあるはずです。

この国には、「誤解」が多く、その誤解は国民だけでなく為政者の間にも広まっているような気がします。

中国に立ち向かうのであれば、大陸に眠るクマと手を組んでもいいのではないでしょうか。

韓国に立ち向かうのであれば、はねっかえりのカルト独裁者を取り込めばいいのではないしょうか。

根本的解決には国内を安定させ経済力を取り戻すこと。政争、党内不安定からコロコロと首相の首をすげ替えないことも重要です。

民間企業で、社長が毎年交代するような会社を誰が信用しますか。

首を簡単にすげ替えれば先が拓けるというのも誤解なのではないでしょうか。

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