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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/19/18:26

09190800 津波対応の過失

宮城県石巻市の私立幼稚園の送迎バスが、東日本大震災の津波に巻き込まれた事故で、死亡した4人の園児の遺族が園側を相手取り損害賠償請求訴訟で判決が出ました。

某電子掲示板の集合体では、○円ゲット!などと悪意に満ちた内容の記事もありますが、匿名だからとそのようなことを書くのは半島か大陸の人間ではないかと疑ってしまいました。






判決について、園側、ご遺族をどうこう言うつもりは全くありません。

ただ、非常に怖いのは園側に、原発事故と同じ体質(思考)が働いていたように思えます。

当時、「安全神話」なる言葉が飛び交っていましたが、あれは「安全神話」ではなく、平和ボケの一つの症状の結果が原発事故であり、今回の園児の事故だったのではないでしょうか。

平和ボケとは、戦争や平和、安全保障への無関心に対して使いますが、これもまた実は「平和ボケ」です。

そもそも、日本の平和主義者は日本だけの平和を希求する一国平和主義という「自分さえ良ければ、ほかはどうでもいい」というエゴイスティックな平和主義で、国際的視野・世界を俯瞰した場合、非難される考えです。

戦争は現実的に悲惨であり、それを知らしめる事は重要なことですが、自分たちが清廉潔白であれば他人はどうでもいいというのは人間として何か欠落した発想ではないでしょうか。

タカ派、ことに日本核保有論なども非現実的な平和主義者と対極に位置する平和ボケです。

核保有などと、現実離れした考えは、平和ボケが生んだタカ派だと私は思います。

太平洋戦争から半世紀以上が過ぎ、日本人は「平和が常態」であり、戦争や軍事は非現実的だと錯覚するようになりました。

こうした中、戦争や軍事に関して格好の悪いもの、忌避するものなどと考えるようになり、日本人はしだいに安全と危険という表裏一体のものを安全という表面だけにしか着目しなくなりました。

石巻市の私立幼稚園ですが、園にはマニュアルが存在し、「園に留まり保護者の迎えを待って引渡す」となっていました。

パニックと言ってしまえばそれまでですが、パニックを起こすのは訓練されていないのが第一の理由です。

訓練が徹底していれば、園側は充分な対応ができていたことでしょう。基本であるマニュアル通りの対応ができていたはずです。

理不尽な領土主張を繰り返す中国、核・ミサイルで恫喝外交を繰り返す北朝鮮、因縁をつけ理不尽な要求を繰り返す韓国と、紛争の火種は山ほどあるというのに日本は何も変わっていません。国家の危急存亡の事態であった東日本大震災以降でも、何も変わっていないのです。

これで、本当に安寧な未来を迎えることができるのでしょうか。

事故に遭われた皆さんのご冥福を祈ります。

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