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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/26/04:32

02190800 悲劇を悲劇で終わらせるな! ~アルジェリア事件から1ヶ月~

アルジェリア人質事件から1ヶ月になりましたが、この国は相も変らぬ体たらくぶり。

鼻息の荒かった安倍さんも、結局行き着いたのが「日本版NSC」の設置。

事件の裏については完全にスルー!




事件の根源的問題は当然解決どころか、無視されたまま先に進もうとする愚かな展開です。

アルジェリア人質事件で、被害者を出した日揮はアルジェリアでの活動をどこまで〝危険〟と認識していたのか。

右派の国会議員は、「我が企業戦士」と褒め称えていますが、そもそも「企業」とは『営利』を目的に一定の計画に従って経済活動を行う組織です。国民・国家を背負って立っているわけではないのですから、褒め称える前に日揮はやるべきこと・やらなければならないことをやっていたのか大きな問題があります。

危険であると認識された地域に人を送り込むのであれば、最低限必要となる訓練を受けさせるのが「常識」です。

無抵抗=被害者とならないという発想は日本の宗教的左派の発想であり、これはあくまでもジャパン・スタンダードなのです。つまり世界には全く通用しないということを認識すべきです。

射撃訓練はもっとも簡単であり、派遣先で入手できる武器を使っての訓練は重要であり、日本国内では不可能ですから、米国などで訓練を受けさせることになりますが、訓練費用ともしものことを天秤に掛ければ予算の捻出は簡単にできるはずです。

次に必要と思われるのは、車の運転です。危機回避の運転操作を習得することです。

危機管理能力が無いなどとは言わせません。相応のリスクを承知で「人」を送り込むのですから、そんな言い訳など認めることなどできません。

危機管理というととかく難しく聞こえますが、実際には最悪の事態を頭に入れておき、そこから様々なイメージトレーニングをすることです。

最悪の状態だけを想定して対策を一つだけ考えても、それに替わる代案を考えておかなければ何の役にも立たなくなります。

様々な代案を検討することで、実際に窮地に立たされた場合、窮地を脱することをあれこれ考えることでパニック状態に陥らずに済みます。

様々な代案は「自分流」であることが重要です。

人には、それぞれの能力があり、その能力は画一的ではありません。自分の能力に合った対策が重要なのです。

日揮がどれだけアルジェリアだけでなく自らの企業の危険度を認識しているのか、それを明らかにする必要はありませんが、どのような対策が講じられてきたのか、訓練や指導はあったのか、それは速やかに検証されなければならないことです。

そして、国はそうした企業を管理・監督するのも一つの危機管理策ではないでしょうか。

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