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新・元自衛官の憂い  ようこそ、時事&軍事雑学BLOGへ!
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  • :04/20/22:13

11090800 中国四千年の歴史

「中国四千年の歴史」とよく言われます。これには、中国人の自負心が潜んでいるような気がします。

他の「文明」は急速な衰退や滅亡、文明の担い手が替わったりしましたが、漢民族が四千年間中国文明を守り育ててきたという自負心があると私は思います。

しかし、現実には漢民族以外の民族が王朝に君臨していますが、それは支配する側の話であって漢民族の文明は磐石だというのでしょう。






そもそも、漢民族は東南アジア系民族と北方狩猟民族、遊牧民の血が混じりあって誕生したといわれています。つまり、ハイブリッド種です。

しかし、「歴史は繰り返す」ではありませんが、中国は統一王朝の誕生→官僚腐敗の蔓延→民衆蜂起と地方の反乱→分裂の繰り返しでした。

これを現代に当てはめると、官僚腐敗の蔓延→民衆蜂起・地方の反乱になるのではないでしょうか。

天安門での事件、そして内陸部の山西省での爆破テロ事件を見れば、民衆蜂起・地方の反乱期に入ったように見るのは私だけでしょうか。

1989年の天安門事件では、軍隊を使って民衆を弾圧した一方、民衆には市場経済という開放で共産党は民心を安定させることに成功しました。民衆の不満を一時的ですが取り去ることができました。

しかし、高度経済成長期が終焉を迎えたとされる今、不満だけでなく将来への不安までばら撒いています。経済格差、環境汚染、国民の不満解消策は全く無い状態です。反政府運動も当然の帰結ではないでしょうか。

中国共産党は中国民衆の不満が、中国共産党にとって何よりも脅威となるのは理解していることでしょう。

インターネットの普及は情報操作を難しくし、民衆をコントロールする術は限られています。ジャーナリストや言論人を逮捕しているといわれており、これは情報の拡散が難しくなったため、情報源を遮断する策に出たのでしょう。

メディアで取り上げられた薄熙来氏の裁判も、民衆の不満のガス抜きが目的です。将来、共産党幹部になると目されていた薄熙来氏の腐敗を摘発することで、政府に対する不満を抑える目的だったのです。

しかし、民衆はこれを見抜き、中国国内ではほとんど反応がありません。

尖閣・靖国では中国民衆の目を日本に向けさせ、不満の矛先を日本に向けようとしています。日本政府はお気楽に、対中関係の改善を模索していますが、何をどうしたところで中国国内のガス抜きが目的ですから関係改善などあり得ません。

尖閣・靖国が無くなれば、中国共産党による一党独裁は無くなります。

尖閣・靖国問題が存在する限り、中国人民解放軍は予算獲得は確実ですし、共産党に同調するのも目に見えています。

中国国内の動きは対岸の火事ではないです。自作自演であれ、中国共産党へのテロであったとしても、中国の不安定化は日本に大きな影響を及ぼすことを我々は知っておくべきです。

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