憂い　next ver.

各党の自衛隊に対する見解は、統一性は全くありません。

民主党内では様々で、憲法前文の平和主義と憲法9条第1、第2項を保持したまま国連軍に参加するために「自衛隊」とは別組織である「国連待機部隊（国連待機軍）」設置を主張する者、憲法9条を改正して自衛隊を軍隊と位置づけ自衛軍とすべきと主張する者もいます。烏合の衆ならではというべきでしょうか。しかし、現実には09年のマニフェストで、防衛予算・兵力の大幅削減を提示しました。

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日教組や全教、その傘下組合、社民党、共産党、朝日新聞は自衛隊に否定的見解を明らかにしてきました。こういった組織、集団、団体などは、自衛隊関係者に人権侵害を行ってきた事実もあります。

学校で、「〇〇君のお父さんは自衛官です。自衛隊は人を殺すのが仕事です」といじめを助長する教師がいました。

71年に起こった歩哨であった陸自自衛官が朝霞駐屯地で新左翼により刺殺されましたが、この事件では朝日ジャーナル、週刊プレイボーイの記者が犯人に協力し、証拠隠滅、逃走資金を行いました。73年には自衛隊に批判的であった立川市長が、自衛隊員の住民登録拒否という人権侵害が行われました。

昔の話ではありません。11年3月に沖縄県石垣島に入港した海自「あたご」乗組員が作業艇で上陸した際に、「平和憲法を守る八重山連絡協議会」「九条の会」「地区労」「日本共産党」の旗を掲げた40人ほどの団体が、「お前ら休暇取り過ぎなんだよ」「穀潰し」「税金で観光旅行するな」などの言葉が投げかけられました。


日教組のドンである「輿石東」が、野田新首相の幹事長となりました。輿石の支持基盤は日教組であり、90年に社会党から出馬し初当選しています。

民主党は左傾化の強い政党ですが、新首相はこれまで「北朝鮮には断固たる態度をとるべき」「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」「集団的自衛権の解釈見直し」「永住外国人地方参政権付与反対」を主張してきましたが、こうした主張をしてきた新首相が選んだ幹事長が輿石東というのは、どういった判断で人選が行われたのでしょうか。

例え話は確かにお上手であり、弁舌は「優」でしょう。〝ドジョウ〟の話も、こうした才覚が生み出したもので感動を与えたかもしれませんが、震災被災地、原発事故周辺に親族のいる私としては、「ドジョウ」よりも「土壌」を何とかして欲しいものです。

それに、余計な話をする前に、菅直人の失政を国民に謝罪するのが最初ではないでしょうか。

威勢のいい話と、弁舌さわやかな話は信用できないとは、私の人生の中で得たものです。

[3回]